「待ってるわ…」と“墓友”に葬儀を託した61歳女性

武宮律子さん(61)は、大分市・妙端寺の共同墓に両親を弔った。墓を見るたびに両親と墓友が『共に眠っている』という温かな思いが湧くという。自分と夫も、同寺の敷地内に出来る共同墓・樹木葬墓地を購入する予定だ。

 

「私たち夫婦は、桜の下で眠りたいね、と話をしています。3人子供がいますが、ここなら来たいときに来て手を合わせることができます。墓友とは、『縁起が悪い』とタブー視されている死の話を、飾らずに心から話せます」

 

武宮さんは、墓友たちと『人生の店じまい 葬送きくばり帳』というエンディングノートをつくり上げたという。

 

「これは、死から始まるさまざまな手続きを円滑に運べるようにするノートです。《私の葬儀の出棺時は、サラ・ブライトン『タイム・セイ・グッバイ』を流してほしい》、《香典返しは、私の愛したエビスビールに》と書いています(笑)。遺影写真も撮影済みです」

 

「私が墓友よりも先に眠ったら、『桜のきれいなときに来てね。待ってるわ』と伝えたい。でもお隣さんがどんな人か生きてる間に顔を見たい」と語る武宮さん。新たな墓友との出会いを心待ちにしているようだ。