週末ゴロゴロ寝ているだけで痩せる「宇宙飛行士式」ダイエット
「このダイエットは、宇宙飛行士が体内時計を調整する方法にヒントを得たものです。実践すれば肥満の解消だけでなく、美肌や免疫の賦活、アンチエイジングにも大きな効果が得られます」
こう断言するのは、NPO法人『国際統合医療教育センター』理事の村上篤良さん。村上さんは日本人初の宇宙飛行士候補として、’90年の『TBS宇宙プロジェクト』にも参加した経歴の持ち主だ。かつては徹夜仕事に追われ体調管理と体重コントロールに苦心していた、という村上さんが実践したダイエット法とは――。
「いたってシンプルです。週末の金曜夜から月曜の午前中までひたすら爆睡して、プチ断食をするだけ。これで体内時計は自然と正常化されます。基本は、週末に『物を食べない(プチ断食)』『体を動かさない』『よく眠る』に尽きます」
プチ断食をするのは、消化器官が動くと体内時計の調整が困難になるから。また固形物を摂取すると、消化・吸収・同化作用が大量の活性酸素を発生させ、体に大きな負担をかける。ただしビタミンの摂取は欠かせないので、サプリメントなどで補給を心がけるようにとのこと。腸を整えるために、無糖のヨーグルトを口にするのもOK。水分の補給も重要だ。
「飲料水は、風邪の防止や体内の恒常性維持のために必須です。断食中は食物由来の水分がほとんどないので、1日あたり最低2リットルは飲むようにしてください。トイレに立つ以外は、ベッドでゴロゴロしているのが理想的。テレビやビデオを見ても構いませんが、食欲を刺激するような料理番組は控えましょう」
こうして定期的に体内時計の”週末リセット”を行えば、視力回復や肩こり解消、ストレス解消などのメリットも享受できるそうだ。村上さんは3カ月に1度このダイエットを実践し続け、20年以上同じ体重をキープしているという。
「1回の『宇宙飛行士式』ダイエットでコントロールできる体重は2キロ以内です。不健康な減量は過度のリバウンドを招きますが、このダイエット法なら心配無用です」