鮮やかな色合いで「美少女」を描き続ける、女流美術家の愛☆まどんな。自身のアートをプリントしたTシャツやファッショングッズのプロデュースなどで、10代、20代を中心に人気を集めている。

 

「もともと絵を描くことが好きで、物心ついた頃から描いていました。けど、現代美術家の会田誠さんが講師を務めていた『美学校』でアートを学んでいたころは、女のコの絵を人に見せるのが恥ずかしくて、今とは全然違う、ゆるキャラっぽいイラストを描いていました」

 

学生時代は積極的な学生だったと話す、愛☆まどんな。尊敬してやまない、現代美術家の会田誠氏との出会いが大きな転機となった。

 

「たまたま、自分が描いた女のコの絵を会田さんに見られてしまったときに、『こういう恥ずかしい部分をもっと出していったほうがいい』と言ってくれて。その一言で振り切れました。それを機に、女のコの絵を作品にしていこうと決め、活動を始めました」

 

’07年、秋葉原の路上にて、白紙を貼り付けたワゴンをキャンバスに見立て、即興で「美少女」の絵を描くライブペイントの動画がインターネット上で大きな話題を呼んだ。ライブペイントの路上パフォーマンスが、当時、同じく秋葉原を拠点に活動していたアイドル「でんぱ組.inc」のシングル『キラキラチューン』の衣装イラストを手がけるきっかけにもなったそう。

 

「偶然、でんぱ組の衣装を担当していた、デザイナーのMIKIO SAKABEさんが私のライブイベントを見て、声をかけてくださって。それがきっかけで、衣装イラストを担当することができました」

 

今では、モデルや歌手など芸能界でも熱いファンが多数。

 

「ティーン向けの雑誌モデルやアイドルの女のコたちが私のグッズを気に入ってくれて、身につけたり紹介してくれたこともあり、ここ1年ほどで急激に若い女性に広まった気がします」

 

活動は国内にとどまらず、’13年にパリで開催された「ジャパンエキスポ」にも出展。そんな彼女の、これからの活動の展望とは。

 

「今の夢は、海外で制作や発表をすること。文化の違う場所での反応をもっと肌で感じたい。今後も新しいことに挑戦して、生きている間に自分の作品が大きく動く瞬間を見られたらうれしいですね」