少し歩くと汗ばむ季節到来。この時期特有の体の不調は「春バテ」が原因かも。朝晩の気温差のせいで自律神経が乱れているのかも。そこで、重労働にもかかわらず、ハツラツとした笑顔で輝いている舞妓さん、芸妓さんに突撃取材。彼女たちのパワーの源を探ってみた。助っ人ガイド役は、京都観光おもてなし大使の島田昭彦さんにお願いした。

 

【京の酵素浴】

“短時間に疲れを取る”酵素浴の名店。ヒノキのおがくずで満たされた木の浴槽に横たわるだけ。推薦してくれた芸妓さんは言う。

 

「疲れていて一刻も早く帰りたいというときこそ、こちらに寄って汗をかきます。デトックス効果とぐっすり快眠!翌日には完全復活です」

 

野生のハーブをブレンドし、独自の発酵技術によって70度の熱を帯びたおがくずが、こちらの自慢。島田さんも「ここを知れば、もうほかの“ぬるいところ”には行けない」と太鼓判を押す。抗がん剤治療を拒否し、ここで回復を目指す人が大勢いるそうだ。

 

【盛京亭(せいきんてい)】

おいしいものは路地裏に。そんなセリフとともに語り継がれる中華料理店「盛京亭」。この日もカウンターに、お茶屋のおかあさんを発見!

 

「東京の中華は京都の人には濃すぎるからとご主人が工夫されたお料理ばかりです。あっさりした味のなかにうま味が凝縮。量も少なめのお皿が多いので重宝しています」

 

舞妓さんも芸妓さんもみな努力家。栄養満点の料理でエネルギーを補給し、厳しい稽古に臨んでいるという。

 

【祇園ぷらむ】

芸妓さんごひいきのお土産といえば「ぷらむのヘレカツサンド」。絶妙な火加減で揚げられたお肉は抜群のやわらかさで、冷めても絶品!10個単位で買う芸妓さんもいるほどの信頼感だ。ある常連の芸妓さんによれば。

 

「『特選村沢牛ヘレカツサンド』は8,500円(税別)と決して手軽な値段とは言えませんが、ブランド牛をぜいたくに使った味は納得のおいしさ。とにかくやわらかくてしつこさがない。食欲がない日でも200gくらいペロリです(笑)」

 

【右源太】

パワースポットとしても知られる貴船神社そばの料理旅館「右源太」。コラーゲンたっぷりの「気生根(きふね)鍋」が名物。

 

「すっぽんだしは、コクがあるのに後味がマイルドだから、最後まで飽きのこない鍋になるんです。とろとろのすっぽんを堪能した後は、同じ鍋で完璧に処理されたうなぎの身をしゃぶしゃぶで食べます」(島田さん)

 

栄養満点のスープでたっぷりと野菜を取り、締めは卵黄浮かぶ雑炊。体がよみがえること間違いなし!

 

【左り馬(ひだりうま)】

舞妓さんが実際に使っているメーク道具をお土産に買って帰るのも旅の楽しみ。舞妓さんがリピート買いできるようにと、お手ごろ価格につくられた「左り馬」オリジナルアイテムがズラリと並ぶ。「和風でかれんなデザインもカワイらしい」と、特に若い舞妓さんに人気のお店だ。

 

美のプロたちが美を“充電する”場所へ、あなたも!

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