コロナ離婚防ぐイライラ回避策 在宅勤務でも生活リズム死守

新型コロナウイルス感染拡大は、夫婦関係にまで“不測の事態”を引き起こしている。中国では、広東省河源市で離婚手続きの申し込みをする人が殺到。陝西省西安市や四川省達州市では3月初旬に離婚の届け出件数が過去最高に達したという。

 

その原因は長期間の外出自粛や在宅勤務。夫婦が顔を合わせる時間が長くなり、夫婦げんかが急増して、離婚に至ってしまうという、いわゆる「コロナ離婚」が多発しているのだ。

 

日本でも「コロナ離婚」はすでにツイッターでトレンド入りし、「テレワークで毎日夫が家にいる」「在宅勤務でも何も手伝ってくれない」など、イラ立つ妻たちの悲痛な声が多くアップされている。

 

緊急事態宣言も発令され、このまま巣ごもり生活が長期化すれば、日本でも“集団コロナ離婚”が起きるかもしれない。この緊急時に、在宅夫とうまく向き合う方法はあるのか?

 

「まずは生活リズムを崩さない、巣ごもり生活のルールを作る、日中は夫と距離を取ることなどを徹底してください」

 

こう強く主張するのは、夫婦円満コンサルタントでクオリティ・オブ・ライフ研究所代表の中村はるみさん。中村さんによると、夫の生活が変わってもお互いがイライラしない環境を作ることが大事だという。

 

そこで、コロナ離婚しないためのイライラ防止策を、中村さんにアドバイスしてもらった。

 

■在宅勤務でもふだんの生活リズムを崩さない

 

「毎日の起きる時間や朝食の時間などは、在宅勤務になってもこれまでどおりのスケジュールを維持しましょう。生活リズムが崩れると、夫は家でダラダラし始め、それを見た妻はイライラします。余計なストレスを増やさないためにも、できるだけふだんのルーティンは変えないように努めることです」(中村さん・以下同)

 

■分担したい家事は書き出して夫に選んでもらう

 

在宅勤務になると通勤時間はゼロ。その時間を利用して、家事を頼むのもアリだ。

 

「ただし家事分担を決めるときは、やってほしいことをすべて書き出して夫に選んでもらうようにしましょう。男性は“あれやれ、これやれ”と命令されたり、指図されたりすることを嫌がります」

 

書き出すときには、夫にやってもらいたいと思う仕事の8割ぐらいを挙げる。

 

「そこから夫に選んでもらってください。全部やってもらおうとしてはダメ。半分もやってくれたら御の字です」

 

任せた家事は最初から最後までお願いするのもイライラしない秘訣だという。

 

「たとえば、“ゴミ出し”の場合、指定の日にゴミを出してもらうだけでは、ゴミ出しに関するいわゆる“名もなき家事”は、すべて妻の仕事になってしまいます。レジ袋を日ごろからストックして、新しいビニール袋をゴミ箱にかけるのもゴミ出しの仕事。こうした細かい部分もすべて夫に一任しましょう。続けてもらうためにも口出しはNGです」

 

■横並びに座るだけでも会話はスムーズに

 

夫と会話するときには座る位置にも気を配りたい。

 

「対面は“対決”の位置関係で、緊張感が生まれるため、話し合いは衝突しやすくなってしまいます。一方でL字形や横並びは“相談”の意見にも耳を傾けやすくなります。実際に対面で話さないように意識したら、夫婦関係が改善した例を私は何組も見てきました。ちなみにけんかが始まったら、場所を変えて温かいものを飲んでみてください。これだけでも気持ちが落ち着き、けんかがどうでもよくなります」

 

SNSでは「コロナ離婚」がトレンド入りし、在宅夫への不満が噴出している。少しでもイライラ防止策を講じて、夫婦関係にまで迫りくるコロナの脅威を食い止めよう。

 

「女性自身」2020年4月28日号 掲載

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