WEB女性自身で連載中の育児絵日記『まめ日和』。連載回数200回を超える大好評連載の作者・横峰沙弥香さんが、長男・まめちゃんと“共作”した絵本を6月25日に発売した。
その名も『ちんちんぼうずのだいぼうけん』――。
“衝撃的”なタイトルに思えるが、同作を作ったきっかけについて沙弥香さんが教えてくれた。
「まめから唐突に『絵本をつくりたい』と言われたことがきっかけです。理由を聞いても答えてくれなかったので、本人的にもノリで言ってみただけだったのかもしれません(笑)。タイトルについても、まめが『ちんちんぼうずのだいぼうけんにする!』と言うので、反対する余地はありませんでした。このタイトルありきで、絵本の制作を始めました」
(C)KADOKAWA
同作は、まめちゃんが考えたストーリーに沙弥香さんが絵をつけていったもの。2人が自分たちだけの絵本を作ろうと、Instagramに制作過程を投稿していたところ、KADOKAWAから書籍化の話を持ちかけられたという。
絵付けの際には、ストーリーを構成するまめちゃんから“注文の嵐”が来たと沙弥香さんは話す。
「できるだけまめが頭の中でイメージする通りに作ってみせられるよう、私も気合を入れました。イメージに齟齬が出ないように、しつこくしつこくヒアリングを繰り返して……。でも『この森はアイスクリームにして欲しい』という難解すぎるリクエストや、イラストもほぼ書き終わった段階で『海に行って遊ぶシーンを入れよう』と、気まぐれなスポンサーみたいなことを言い出したりするので大変でした(笑)」
“ちんちんぼうず”と、相棒である“ちんちんのあかちゃん”の冒険物語である今作。ちんちんぼうずはある日、美しいドラゴンとの出会いを果たす。このドラゴンにも、まめちゃんなりのこだわりが……。
親子で試行錯誤を繰り返していくなかで完成した、『ちんちんぼうずのだいぼうけん』。手にしたときのまめちゃんのリアクションは、大喜びだったとか。
「『ママ最高だよ!』と大笑いしながら床に寝転んで、ブレイクダンスのように回りまくっていました。あんなに回転する息子は見たことがありません。よほど嬉しかったんだ……(笑)」
まめちゃん、5歳にして“天才プロデューサー”街道を突き進むことになりそう!
【INFORMATION】
『ちんちんぼうずのだいぼうけん』
絵:よこみねさやか
作:まめ
定価:1,320円(本体1,200円+税)
発売日:2020年06月25日(KADOKAWA刊)