みずほら大手とネット銀行が振込手数料を値下げ…本当にお得なのは?
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■まずはメガバンのネットバンキングを

 

いっぽうネット銀行も10月から、他行あて振込手数料を引き下げます。代表的なネット銀行の振込手数料は、次のとおりですが、どこも大手銀行より安く、3万円の壁もありません。

 

【ネット銀行の他行あて振込手数料】( )内は、現状との差額

 

〈GMOあおぞら〉10月1日〜

ネットバンキング:86円(−71円)
無料特典の回数:月1〜20回

 

〈住信SBIネット〉10月1日

ネットバンキング:88円(−69円)
無料特典の回数:月1〜20回

 

〈auじぶん〉10月1日〜

ネットバンキング:99円(−79円)
無料特典の回数:月0〜15回

 

〈ソニー〉10月1日〜

ネットバンキング:110円(−110円)
無料特典の回数:月1〜11回

 

〈イオン〉10月1日〜

ネットバンキング:110円(−110円)
無料特典の回数:月0〜5回

 

〈PayPay〉10月1日〜

ネットバンキング:145円(−31円)
無料特典の回数:月0〜5回

 

※auじぶんとPayPayは現状の3万円未満と比較(’21年9月9日現在)。

 

また、GMOあおぞらネット銀行の「カスタマーステージ」、住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」など、利用状況に応じて振込手数料無料などの優遇特典がつきます。こうした特典は大手銀行にもありますが、口座を持っているだけで月1回無料や、条件を満たせば月20回まで無料など、ネット銀行は総じて太っ腹です。

 

これらを活用し、少しでも安く他行に振り込む方法をいくつかご紹介しましょう。

 

【初級編】大手銀行のネットバンキングを利用

 

大手銀行の他行あて振込手数料を見ると、大手銀行の窓口での振込手数料は驚くほど高いですよね。その理由は、銀行店舗を構える土地代や人件費などが高いこと。また、経営が厳しい銀行は、コストが抑えられるネットバンキングへの移行を進めていて、銀行の本音は「振り込みなどで店舗に来てほしくない」。そのため、窓口の手数料をあえて高くしているとも考えられます。

 

ネットバンキングは不安という方もいるでしょう。でも、24時間365日、銀行に行かなくても手続きできるのはとても便利です。しかも、3万円以上の振込手数料は、窓口よりも500円ほど安い。これを使わない手はありません。

 

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経済ジャーナリスト

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