■夫がリモートでイライラ
「コロナ禍になって夫婦ともにリモートワークです。まだ3歳の息子が家で騒ぐのがどうにも許せないみたいで、『静かにしろ!』と恫喝するように叱ります。
私にも「なんで黙らせられないんだ。お前が悪い」と矛先が。日中は母子で外をあてもなく散歩したり公園に行って時間を潰すことも多々あります。なんでこっちが我慢ばっかり……。狭い家だから仕方ないけど、夫の言葉選びが許せません」(31歳・会社員・香織さん)
【回答】
「家族が24時間顔を突き合わせることでぎくしゃくして、どうしたらよいかというお悩みは本当に多い。イライラしますよね。ましてや小さなお子さんは騒ぐのが仕事みたいなもの。
この際、旦那さんにはカフェや時間でレンタルできる個室ブース、あるいは少し奮発してホテルのデイユースなどで仕事をしてもらっては? やはり夫は留守にしてもらうのが家族円満の秘訣です」(原口先生)
■料理をことごとくダメ出し
「コロナ禍で収入が減り、外食する余裕は一切なく、私がせっせと料理を作っています。夫は食べ物に執着があり、外食ができなくなったことでいつも不機嫌。1品1品、箸をつけるなり『これは一体どんな味付けをしたんだ』とダメ出しばかり。
先日も『エビしんじょう』が食べたいと言うので手間をかけて作って出したところ、『違う! 散々名店でうまいものを食べさせてきたのに! お前は料理のセンスがない』と激怒。さらに、仕事から直帰するようになり、『俺が家に着く時間に合わせてビールを冷やせ!』と。レストランだってオーダーしてから出てくるのに。理不尽なことだらけです」(49歳・団体職員・久美子さん)
【回答】
「夫に愛情があるのなら、ひとまず、『名店の料理教室に通ってもいい?』と下手に出てみましょう。あるいは『あなたのほうが舌が肥えているから一緒に通わない?』とか、「私は料理センスがないから、あなたのほうが絶対上手になれると思う」とおだてて、料理は夫が担当することにしては?
頑張りすぎるのではなく、『負けて勝つ』という手法を使ってみてください。あとはビールくらいは冷やしておいてあげましょう。プライドもあるでしょうけれど、夫と対等になる必要はなく、“困ったちゃん”の夫を手のひらで転がすくらいの余裕をもって接しましょう」(原口先生)