■楽天トラベルは『ワクチン接種後旅行応援プラン』を設定
【予約サイト】
じゃらん「地方自治体のキャンペーンと併用可能なクーポンを発行」
自治体が配布する「ふっこう割クーポン」と独自のクーポンを組み合わせて使うことでさらにお得に。クーポンは毎月1日、15日に発行されることが多いが、先着利用順のため数分で完売することも。
楽天トラベル「『ワクチン接種後旅行応援プラン』で格安ツアーを設定」
ワクチン接種完了者に、レイトチェックアウト、朝食無料サービス、ルームアップグレードなどの「特典付プラン」とツアーの「割引プラン」から選ぶ。チェックイン時に接種済み証明書などを提示する。
(注)データは10月29日現在。感染状況等に応じて変更となる場合があります。
「旅行予約サイトでキャンペーンを探したり、旅先が決まっているのなら、その地域の観光協会のホームページを見ることでも、自治体のキャンペーン情報を入手することができます。
また、観光需要喚起のため予算を確保している自治体も狙い目です。人気観光地の代表格である札幌市では『さぁ!サッポロ冬割』を発表。6,000円以上の宿泊料金の場合に5,000円引、市内の飲食店などで使用できる2,000円分のクーポンも。“実質黒字”にもできるこのプランで、札幌市は40万人分の予算を確保。今後、競うように割引キャンペーンが登場するでしょう」(宮内さん)
宿泊代のほかに、交通費に関するお得なキャンペーンもある。
「JALもANAもウェブサイト限定ですが、航空券と宿泊料がセットになったパッケージツアーに使えるクーポンを用意しています。自治体の補助などもあり、割引率が大きいのが特徴。1回の旅行で1人あたり5,000円割引というツアーも。4人家族ならじつに2万円の割引です。JR各社でも、北海道・東北・秋田・山形新幹線と北陸新幹線が半額になる『お先にトクだ値スペシャル』(JR東日本)、関西エリアで2日間新幹線と特急が1万円で乗り放題になる『関西どこでもきっぷ』(JR西日本)が注目。列車で旅行したい人にうれしいキャンペーンです」(宮内さん)
■現在の原油高が、来年は旅行に影響する可能性も
また、前出の千葉さんも、別の観点からこの時期の旅を推奨する。
「コロナ禍で利用が落ち込んだ影響で、JR東日本は来年4月から新幹線のグリーン料金を最大3割値上げすることを決めました。さらに原油高の影響もあり、来年春には、飛行機の運賃など交通費の値上げが予定されています。新型コロナの第6波の到来も危惧され、感染拡大の局面が訪れれば来年の4月まで割引キャンペーンが停止になることも。十分な感染対策を心がけながら、このタイミングで旅行を計画するのはいい判断だと思います」
千葉さんがおすすめするのは“メルマガ”による情報収集だ。
「旅行会社のウェブサイトを頻繁にチェックしなくても、メルマガに登録することでお得な情報を入手することができます。私はJR東海ツアーズのメルマガに登録していますが、スマホにはとても安いツアー情報が送られてきます。最近私が利用したのは、京都への往復新幹線代と6泊分の宿泊がセットで3万7,800円という商品でした」(千葉さん)
宿泊予約サイトを上手に使いこなして、お得に旅する方法もある。
「大手宿泊予約サイトの『じゃらん』が独自に配布している割引クーポンと、県民割や自治体の観光キャンペーンのクーポンを組み合わせて使うと、割引率50~70%以上も可能です。ただ、『じゃらん』のクーポンは人気が高く、配布された数分後には完売することも。ほかに、ワクチン接種済みの証明書があると特典がつくキャンペーンを展開している『楽天トラベル』のプランも注目です。外国人観光客が少ない今は、国内旅行のチャンスです。ぜひ、落ち着きのある秋を堪能してほしいですね」(宮内さん)
2人のスペシャリストが“旅行の絶好のチャンス”と声をそろえる11月。感染対策を心がけながら、お得で楽しい旅に出かけてみてはいかがだろう。