■“寅年生まれの前向きさ”が猫イヤーに爆当たりを招く
つぎに信貴山朝護孫子寺(奈良県)ゆかりの張り子の寅を店頭に置いているのが、大阪府「磯上チャンスセンター」(岸和田市磯上町4-7-7)。
「関西では、この張り子の寅は金運の縁起物として有名。売り場で’16年サマー1等7億円が出たときに、常連のお客さんがお祝いにと売り場にもってきてくれたものを飾ったのがきっかけでした」(販売担当の篠木将司さん)
それ以来、篠木さんも年に数回、信貴山に詣でて当せん祈願。そのかいあってか、’18年ハロウィン、’19年サマーと続けて1等が出て、全国的に知られる人気売り場に。
「信貴山は聖徳太子が『寅の年、寅の日、寅の刻』に毘沙門天から戦法を授かり、戦に勝利したと伝わる場所。’22年はこの売り場もきっと幸運を授かるはず」(篠木さん)
冒頭で紹介したほへとさんによれば、寅年生まれは前向きな性格で宝くじ販売にぴったりとか。そこで、人気売り場の寅年生まれの2人の販売員に登場してもらおう。
大阪府「大阪駅前第4ビル特設売場」(大阪市北区梅田1-11-4)は高額当せん総額595億円の爆当たり売り場。販売担当の小嶋隆史さんは’62年生まれの寅年。
「じつは’21年年末から売り場の照明を倍にしました。明るいほうが宝くじの神様の目に留まりやすいという前向きな寅年らしい発想です」
もうひとりは岐阜県「宝くじの店平川アクアウォーク大垣店」(大垣市林町6-80番21)の青木ひろ子さん(’74年生まれ)。
「’16年にロト6の1等1億2,000万円が出て、’18年には年末プチ1等1,000万円。私の干支の’22年にはジャンボ1等を出しますよ」
最後に、前出のほへとさんはこう語る。
「古くから中国の暦では、節分が干支の変わり目。寅ゆかりの売り場を狙うなら、節分以降ですよ」
あなたも猫と寅にあやかって、目指せ一獲千金!