■食費分のレシートを食費用財布に入れていく
【「何を食費とするか」を家族と話し合っておく】
「家計再生のプロセスにおいて〈食費〉とは自炊分を指します。しかし、たとえば夫婦共働きで昼も夜も外食中心という場合、自炊分だけを食費と定義づけると抜け穴だらけになってしまいます。また、ラップやゴミ袋などの日用品を、スーパーなど食材と同じ店で買っていることが多いのであれば、レシート管理のしやすさから食費にまとめることも可能。各家庭のスタイルに応じて『食費』の定義をつけておきましょう」
【これまでどおりの食生活を送り、食費分のレシートを「食費用財布」に入れていく】(STEP2)
「この時点ではまだ〈食費用財布〉にお金は入っていませんので、もともと持っていたお財布を使って支払いをします。ただし、食費分のレシートを〈食費用財布〉に入れていきましょう。このとき、日々の食費分と、1カ月に1回程度の頻度で購入する米代などのレシートは、別の入れ口で保管します」
レシートがない場合は代わりのメモを入れておく。
【1週間たったら集計。これを4週間繰り返す】
「これによってわが家の大まかな消費傾向が〈見える化〉するはずです。4週間繰り返すのは、出費の波を平準化した実績を得たいから。集計が終わったら、週あたりの平均支出を算出しましょう。日々の食費分と米代などは分けて集計してください」
ここまで来たら、いよいよ「1週間サイフ」の運用開始!
【2割節約となる現金を食費用財布に入れる】(STEP3)
「目安は実際に使っていた額の2割減。1週間の平均支出が2万円だったのなら、1万6,000円を食費用財布に入れましょう。米代などは1カ月分の予算額を別の入れ口に。もしもの場合に備え、予備のお金もここに入れておきます」
あとはこの財布に入った現金のみで、1週間やりくりするだけ!