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「県民割」が「地域ブロック」へと拡大されるなど、旅行に出かける選択肢もようやく広がりをみせてきた。旅の計画をする際は、Go Toトラベル再開前だからこそのお得なキャンペーンを活用しよう――。

 

「全国の観光地に人出が戻りつつあります。コロナ禍で迎える3回目の行楽シーズン。みなさん、感染対策をしながら旅を満喫しているようですね」

 

そう語るのはトラベルジャーナリストで「旅行クーポンサイト」を運営する宮内真人さん。

 

新型コロナウイルスの感染再拡大も気がかりだが、観光支援策「Go Toトラベル」の代替措置「県民割」の導入で久しぶりの旅行を計画する人も少なくないようだ。

 

宮内さんが続ける。

 

「都道府県が事業主体となり、主に旅行費用を1人1泊あたり5,000円、飲食や買い物に使える2,000円クーポンを補助する県民割は“県民の県内旅行”が対象でした。この4月からは、関東や近畿など6つの『地域ブロック』ごとに、補助対象となるエリアが拡大。観光需要を促しています」

 

東京都、大阪府、愛知県など県民割の再開をまだ見合わせている地域こそあるものの、お得に旅行に出かけるチャンスは広がりをみせている。

 

「そんななか、市町村などが独自に展開する、観光需要喚起策『自治体旅割キャンペーン』ががぜん注目されています。人気の観光地の自治体が、こぞって全国の人を対象にしたキャンペーンを展開し始めているのです。北海道でも、観光客に人気の札幌市や函館市などが導入。函館では、1人1泊3,000円以上の宿泊プランを対象に、1万円を上限に5割引きします。総額1万円以上のパッケージ旅行でも、1人1泊あたり5,000円が3連泊まで助成されます。夫婦で函館へ3泊のパッケージ旅行に出かければ3万円の割引を受けられます」

 

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