■保険に加入すると受けられる「無料サービス」一覧
〈多くの保険会社が付帯〉
24時間電話健康相談サービス:深夜や土日でも相談ができるので利用価値が高い。
セカンドオピニオンサービス:がんだけでなく、ほかの病気でも受けることが可能。
〈保険会社により付帯しているサービス〉
ドクターオブドクターズネットワーク:日本全国の名医を紹介してくれるサービス。なかなか受診できない名医を紹介してくれる場合もある。
メンタルヘルスサービス:心理カウンセラーが電話や面談で、精神的な悩み、心の問題について、相談に応じてくれる。
介護相談:介護の悩みを電話や面談で相談できる。
人間ドック:人間ドックを利用するときに割引が受けられる。
スポーツクラブ・レジャー施設の優待サービス:各施設を利用するときに優待割引が受けられる。
【入り方・5】持病がないうちに加入する
「持病とひと口に言っても、心臓病から高血圧や糖尿病、高コレステロールで薬を処方してもらっているといったものまでさまざま。がんなどの病気は予期できませんが、40代で体重が増加しているなど、高血圧や糖尿病の予備群という自覚があったら、診断される前に保険に加入することで、保険料を安くすることができます」
もしこうした生活習慣病と診断されると、一般的な生命保険や医療保険に加入しにくくなり、「持病があっても入れます」とうたっている引受基準緩和型保険に加入しなければならなくなる。
「最近は引受基準緩和型保険で保険料が比較的安いものも出ていますが、それでも通常の医療保険などと比べて1.5倍ほど割高。健康なうちに加入するほうがいかに得かわかると思います」
【入り方・6】出産を希望している人は妊娠前に加入する
「最近は“妊婦さんでも入れる”保険というのが発売されていますが、出産時のリスクをふまえて、通常の医療保険は妊娠がわかると加入することが難しくなります。これから出産を計画している女性は、実際に妊娠がわかる前に医療保険に加入しておくことで、出産前後の思わぬ医療費の出費に備えることができます。そしてもう出産は考えないという時期に解約してはいかがでしょうか」
【入り方・7】禁煙を2年間してから加入する
「近年、死亡保険や医療保険には『リスク細分型保険』といって、健康であれば、保険料が割引になるサービスがあります。『健康』の条件は保険会社で異なりますが、代表的なものを見ると、非喫煙で血圧、BMIが基準内であれば、保険料が半額になる商品も。非喫煙の条件は通常、禁煙期間は2年間(1年間という保険もある)。がんばって禁煙を2年間できれば、契約内容は同じで安い保険料で加入することができ、お得です」
こんなにあった得する保険の入り方。ぜひ保険の新規加入や見直しの際に活用してみよう。
【PROFILE】
長尾義弘
ファイナンシャル・プランナー。「お金」をテーマに幅広く執筆し、『NEWよい保険・悪い保険2022年版』(徳間書店)の監修などで活躍