■リユース家電の販売台数は、前年度比3倍以上!
新工場を立ち上げた5月以降、販売台数が急激に伸び、毎月の前年度比販売台数が3倍以上というから、すごい勢いである。
ちなみに、ヤマダデンキのリユース家電の価格設定は、新品の半額以下が基本。
“新品同様”のパナソニックの「ドラム式洗濯機」(NA-VX8700L)は、販売価格31万8000円からリユース価格10万4800円と21万円以上の割引に。
そして洗濯機、冷蔵庫、テレビには、2年間の保証まで付けている(エアコン、レンジ、炊飯器などは1年保証)。
そんなヤマダホールディングスは、リユース家電の”原材料”となる生活家電の買い取りも常時行っているそう。
「冷蔵庫とテレビについては製造後8年以内。洗濯機とエアコンについては、製造後7年以内の製品を買い取っています。買取り金額は、年式、正常に作動できるかどうか。付属品のありなしなどを査定したうえで、最低100円から最高5万円までです」(清村さん)
こうして格安での販売を成り立たせているという。
魅力の多いリユース家電だが、購入にあたっては失敗のないようにしたいところ。
そこで購入する際の主なチェックポイント、注意点などを前出の上間さんに教えてもらった。
「まず、中身のクリーニングがしっかり行われているかを確認しましょう。また販売店によって、保証の内容や期間、適用条件が異なるので、保証内容も確かめましょう」
ほかには”付属品”のチェックも必須だというーー。
「たとえば掃除機の場合、アタッチメントや充電器などの付属品で必要なものがそろっているかのチェックも忘れずに。冷蔵庫はドアまわりのゴムに損傷がなく冷気が漏れないようになっているかも確認しましょう。そして最後に、製造年式、傷の状態、価格とのバランスを比較すると、コスパがよいと思われるものを購入できると思います」(上間さん)
家計の出費を抑える救世主“リユース家電”。
家電を買い換えるときは、一度候補に入れてみてはいかが。