■店頭での対応がほしい人はサブブランドがおすすめ
「テレビのようにスマホで動画を流しっぱなしにしているような大容量を使うヘビーユーザーは、大手キャリアがおすすめです」
「データ通信量無制限」プランはドコモ「eximo」が月7315円(税込み、以下同)など、大手キャリアが割安という。
「楽天モバイルは、データ通信量無制限・国内通話かけ放題で月3278円ともっとも安いのですが、通信のつながりやすさや速度、専用アプリを利用しての通話音質など問題点が多い印象です」
通話の専用アプリとは?
「スマホにもともと入っている通話アプリではなく、楽天モバイルや格安SIMの多くは、各社専用の通話アプリからの通話でないとかけ放題になりません。もともと入っている通話アプリを使うと料金が高額になることも……。とても面倒ですよね」
よく通話する人は、専用アプリが必要な楽天モバイルや格安SIMは避けたほうがよさそうだ。また、読者世代にはWEBが苦手という人が多い。
「スマホの操作に店頭サポートが必要な方は、サブブランドがいいと思います」
サブブランドとは大手キャリアが提供する低価格帯の別ブランドだ。auだとUQモバイル、ソフトバンクだとワイモバイルが系列のサブブランドで、それぞれ実店舗がある。
「ドコモにはサブブランドがありませんが、『irumo』というプランがサブブランド的な立ち位置です。ドコモ内でもirumoにプランを変えると、@docomo.ne.jpのキャリアメールアドレスを使うために月330円必要など、サブブランドと似た条件が多いからです」
WEBが得意な人は?
「利用するデータ通信量が中程度で、ひとり暮らしなど家族割が使えない場合などはWEBブランド。データ通信量がもっと少なくて携帯料金を1円でも安くしたい人は格安SIMがいいでしょう。得意なWEBを駆使して、自分に合った携帯会社を選んでください」
WEBブランドとは、ドコモの「ahamo」などWEB申込み専用プランのこと。手続きはすべてWEB上なので、人件費が削減でき低価格で提供できるのだ。チャートの結果、サブブランドとなった場合は、このなかからどの会社を選べばいいの?
「今使っている大手キャリアの系列のサブブランドを選びましょう。auからUQモバイルへなど系列のサブブランドへの乗り換えなら、同じ電話番号を使うための手続きやSIMロックの解除などが必要ないため、とても楽。サブブランドは店頭で相談もできるので、読者世代の人にはおすすめです」
スマホプランを一度見直せば、節約効果は長く続く。家計の厳しい今こそ、チャレンジしよう!