以前と同じ感覚で、食品を買い物かごに入れていたら、値段にびっくりしたことはない? 家計を苦しめる物価高は今年も続く。一方、値上がりしない食品も……。専門家とともに予想した。
「卵の価格高騰が止まらない状況です。2023年に“エッグショック”といわれた状況を上回りそうな勢いです」
こう話すのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんだ。1月13日、日本経済新聞が「卵が最高値」という記事を掲載した。記事によると、昨年12月のノーブランド品の卵(10個入り)の平均価格は、前年同月比24%高の212円になったという。さらに、埼玉県川口市のスーパーで、大手メーカーの卵が330円で売られていた事例も紹介された。
「今年も、卵以外にも多くの食品の値段が上がりそうです。アメリカのイラン空爆やベネズエラ攻撃の影響で原油価格が高騰し、燃料費や飼料代などが全般的に上がる可能性が高い。また高市政権が続けば、円安がより進むことが予想されます。こうした影響が食品価格を高騰させます」(柏木さん、以下同)
加えて、昨年10月から、農林水産省が食料システム法に基づき「計画認定制度」の運用を本格化させた影響も無視できないという。
「生産者が安定的・長期的に食品供給するために、適正価格を目指すことになります。スーパーなども応じざるをえず、小売価格は高値が続くことが予想されます」
価格はどれくらい高騰していくのか。具体的な品目を見ていこう。すでに、高騰している卵だが、今後、さらに価格が上がっていくという。たとえば、JA全農たまごの「国産鶏卵ミックスたまご」(10個入り)の現在価格は258円(税込み、本誌調べ、以下同)。
「前述の要因を加味すれば、今年の12月には、さらに23%ほど価格が上がって、318円程度になる可能性があります」
もちろん、マヨネーズやケーキなど、卵を原材料とする食品の価格も上昇する可能性が高い。
