■識者が勧める「50%・70%のパワーセーブ」
こうした状況を憂うのが、ポイント情報サイト「ポイ探」を運営するポイ活アナリストの菊地崇仁氏だ。菊地氏は、国内のポイントサービスの市場規模が、2026年度には発行額ベースで3兆円を突破すると予測する。
「かつて、ポイントは単に買い物の付随物でしたが、現在ではポイ活ゲームのように、個人の営みに対して企業が直接、対価を払う形式も定着しています。アンケートへの回答や、歩くだけでポイントがつくなど、いろいろありますが、最近はレシート投稿アプリなども出てきましたね。対価は当然、広告費から出ますが、専門用語で『リワード広告(成果報酬型広告)』と呼びます」
企業が莫大な広告予算を投じて、ユーザーの時間や労力を奪い合っているともいえる状況だ。だからこそ、ユーザー側にも対抗できる知識が求められるようになっている。
菊地氏によれば、現在のポイント経済圏において、あふれかえる情報のすべてを拾い上げることは不可能に近いという。そこで提唱するのが、ポイ活における「50%・70%のパワーセーブ」だ。
「私はよく『ポイ活は70%程度で満足すべきだ』と言っています。さらに忙しい現役世代なら、50%でもいい。それ以上、拾おうとすると、情報収集や実行にかかる時間が倍々に膨れ上がり、結果として“時給数十円”の泥沼にハマってしまうでしょう。ポイントを貯めるための目的に応じ、ゴールをしっかり設定し、貯まったら、ともかく使い切ってしまうのが何よりです」
