老後の生活の最新ニュース
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老後資金の不足金“夫婦2人”も“おひとりさま”も1500万円を目安に!
2023/01/10 06:002019年に物議をかもした老後2千万円不足問題は、総務省の家計調査から、高齢夫婦の毎月の赤字を約5万5千円と算出。老後を30年として単純計算したものだった。ただ2020年にはコロナ禍の自粛生活で支出が減り、一律10万円給付などもあって、統計上の赤字はいったん解消。2021年も支出の少ない傾向が続いた。しかし、コロナ禍3年目の2022年は全国旅行支援が実施されるなど、“自粛明け”が浸透し、再び消費を -
肉を食べて小太りに――和田秀樹医師に聞く60歳からの「ボケない習慣」
2023/01/06 06:00「年齢を重ねるにつれて、人間の脳の中にある『前頭葉』がどんどん衰えていきます。前頭葉がつかさどるのは、意欲と感情のコントロール。前頭葉が劣化すると、意欲が低下し、物事への関心が薄れ、怒りっぽくなる。そして前頭葉を使わなくなると、ボケが早まります。つまり前頭葉の衰えは脳全体の劣化であり、60歳から日常的に前頭葉を働かせることは、ボケを防ぐためにもとても重要なことなのです」こう語るのは、著書『80歳の -
長生きがリスクになる日本の未来 2022年の年金「改悪」で高齢者も労働する風潮に
2022/12/30 15:50物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。2022年の年金改定で、高齢者は「どんどん働け」といわれ、それでも年金額が減っていく苦しい状況に陥っています。年金は原則65歳から受給が始まります。ですがこれまでも、65歳より遅くもらう「繰り下げ」や早くもらい始める「繰り上げ」によって自分 -
老後破綻する人の特徴「老後は大家に」「節税上手」「退職金で住宅ローン返済」
2022/11/22 06:00「50代は老後資金の貯めどきですが、実は、罠にはまりやすい“カモ期”でもあります」そう話すのはファイナンシャルプランナーで『50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話』(東洋経済新報社)の著者、山中伸枝さんだ。山中さんによると、50代以降は退職金を手にするなど、老後資金の形成に重要な時期。その一方、過ごし方を間違えると“老後破綻”が一気に近づくという。「『退職金でお金持ちになれるかも』『定年後、逃げ -
「国民年金納付5年延長」で負担増は100万円…老後のリターンは?
2022/10/27 11:00政府は今月18日、国民年金の保険料納付期間を、これまでの40年間から5年延長して45年間とする案を議論する方針を固めた。これが実現すれば、20歳から始まる納付の対象者は現行の「60歳になるまで」から「65歳になるまで」に広がることに。厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会は、今月中に議論に着手、’25年には国会での改正法案提出を目指す、としている。年金制度に詳しい社会保険労務士の井戸美枝さんが解 -
厚労省が1割→2割を本格検討開始…自己負担2倍で介護費用は150万円増に
2022/10/20 15:50この秋、社会保障審議会(厚生労働大臣の諮問機関)の介護保険部会では、’24年度の介護保険制度改正に向けた議論が本格化している。部会に出席している委員の1人がこう語る。「ケアプラン作成の有料化や、要介護1・2の人の訪問介護・通所介護を介護保険から切り離し、市区町村が行う総合事業に移行することなどについて話し合われています。なかでも、最大のヤマ場は10月下旬に行われる、介護保険サービス利用者の自己負担 -
手続き漏れで老後資金が目減り…転職時の「置き去り年金」が急増中
2022/10/11 06:00「老後の生活を支える『年金』に関する手続きを怠ってしまったがためにライフプランが狂ってしまった、という人が続出しています」そう話すのは、ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の井戸美枝さんだ。大切な老後資金に異変が起きている背景には、“働き方の多様化”があるという。「新卒で入社した会社で定年を迎えるのではなく、転職を繰り返す人や、定年を待たずに退職してフリーランスになる人も増えてきました。会社 -
マイカーは手放す!がん保険も解約!円安160円時代に備える家計防衛法5
2022/10/07 06:00「急激な円安が、止まりません。政府と日銀は24年ぶりの為替介入に踏み切りましたが“焼け石に水”で、144円程度(10月5日現在)に戻ってしまいました」こう話すのは、最新刊に『スタグフレーション-生活を直撃する経済危機』(祥伝社新書)がある経済評論家の加谷珪一さん。外国為替市場で一時1ドル146円台にまで迫っていた円相場が、財務省と日本銀行の為替介入で9月22日には140円台まで上昇した。「政府が保 -
80歳のスパイス屋さんが語る「老老介護でも夫婦円満」スパイスのある暮らし
2022/09/18 06:00「今朝も、夫の進夫(のぶお)さんが無事にショートステイに行ってくれたから、『女性自身』の取材を受けることができたんです。うれしい」そう笑顔で語るのは、74歳のときに福岡県久留米市にスパイス専門店「TAKECO1982」を開いた吉山武子さん(80)。著書『80歳のスパイス屋さんが伝えたい人生で大切なこと』(KADOKAWA)を出版したばかりだ。武子さんは23歳のときに、自動車部品会社を営んでいた進夫 -
年金だけだと不足する5万円を埋める「老後生活を守る3つのワザ」
2022/09/07 15:50物価高騰の影響で支出額が急増している。総務省の「家計調査」の〈夫65歳以上、妻60歳以上で構成する夫婦一組の世帯(無職世帯)の家計の収支〉によると、2022年の上半期(1〜6月)の非消費支出をふくめた月の総支出は平均26万8643円。一方、年金受給額(社会保障給付)は平均21万8337円だから、年金だけだと毎月5万306円、年間だと60万円以上の赤字が出る計算に。老後資金を守るために私たちはどうす -
年金0.4%減額は始まりに過ぎない…将来の受給額は2割減に
2022/06/30 11:00「6月支給分から、年金が前年より0.4%減となりました。夫が一般的な収入のサラリーマンとして40年働き、妻が専業主婦という“モデル世帯”が受給する年金は、月額22万496円から219593円へと、903円も引き下がりました。年間では10836円ものマイナスです。しかも、急激な物価上昇により、年金は額面以上に“減っている”状態です」こう語るのは、年金博士こと、社会保険労務士の北村庄吾さんだ。そもそも -
人生100年時代に知りたい…専門家に聞いた高齢者でも働ける仕事は?
2022/06/08 11:00【中編】保育施設に、コールセンター…実際に働く人が語る「シニアの仕事」から続く「超高齢社会の日本は、年金財政が悪化の一途をたどっています。60歳定年で65歳まで再雇用するシステムの会社は多いのですが、『65歳以降も働き続けたい、働き続けなければいけない』と考える人は多いのではないでしょうか」こう語るのは、キャリア・アドバイザーの上田信一郎さん。人生100年時代、65歳以降の夫婦2人で暮らす歳月が「 -
保育施設に、コールセンター…実際に働く人が語る「シニアの仕事」
2022/06/08 11:00【前編】「定年後はそば店に」が失敗パターン 専門家教える高齢者の就職から続く「超高齢社会の日本は、年金財政が悪化の一途をたどっています。60歳定年で65歳まで再雇用するシステムの会社は多いのですが、『65歳以降も働き続けたい、働き続けなければいけない』と考える人は多いのではないでしょうか」こう語るのは、キャリア・アドバイザーの上田信一郎さん。人生100年時代、65歳以降の夫婦2人で暮らす歳月が「3 -
「定年後はそば店に」が失敗パターン 専門家教える高齢者の就職
2022/06/08 11:00「超高齢社会の日本は、年金財政が悪化の一途をたどっています。60歳定年で65歳まで再雇用するシステムの会社は多いのですが、『65歳以降も働き続けたい、働き続けなければいけない』と考える人は多いのではないでしょうか」こう語るのは、キャリア・アドバイザーの上田信一郎さん。人生100年時代、65歳以降の夫婦2人で暮らす歳月が「30年ある」ことを前提に生活設計する必要があるという。2019年の金融庁の報告 -
自営業は70歳まで働いて月16万円お得に!家庭別「お得な年金のもらい方7」
2022/06/01 15:50平均寿命が男性より長い女性にとって、老後の「年金」は大事な収入源。年金は、一度受給を開始したら、死ぬまで“減らない財布”です。だからこそ、少しでも受け取れる額を増やしたいもの。その増やし方、教えますーー。「PGF生命の調査では、60歳の25%が『貯蓄が100万円未満』。4人に1人は老後資金がほぼない状態なのです。とくに私が心配しているのは女性の老後です」こう話すのは、最新著『私の老後 私の年金 こ -
「2階を無くしてあえて平屋に」減築リフォーム経験者語るメリット
2022/01/27 11:00「年齢を重ねていくと、だんだん足腰が弱ってくるので、リタイア後を見越して、“減築リフォーム”をすることにしたんです。ほとんど使っていなかった2階部分(3部屋)を撤去。平屋にして5つの天窓をつけ、1階部分に光が入るようにしました。そして、玄関にはスロープ、廊下には手すり、廊下も広げて段差をなくし、トイレにも車いすが入るスペースをとって、完全バリアフリーの家にしました」こう語るのは、佐賀県内で会社を経 -
防犯、耐震、固定資産税も安く…“部屋を減らす”リフォームという選択
2022/01/27 11:00子も独立し、足腰も弱くなったので、あまり行かなくなった2階。老後のために、いっそ“減築”してみてはいかが? あえて部屋を減らすと、さまざまなメリットがーー。内閣府『令和3年版高齢社会白書』によると、’19年、65歳以上の人がいる世帯数は、2,558万4,000世帯で、全世帯数(5,178万5,000世帯)の49.4%を占めている。このうち、65歳以上の夫婦のみ世帯と単身世帯が1,563万9,000 -
89歳NPO法人理事長が伝授「“貧乏ばあさん”にならない70歳からの処方箋」
2022/01/14 11:00「日本女性の平均寿命はいまや87.7歳。近い将来、高齢女性は世の中の多数派となりますから、BBA(貧乏ばあさん)を作らないことが、この国の豊かさの基盤となることは間違いありません」こう話すのは、『老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88』(中央公論新社)が話題の「NPO法人高齢社会をよくする女性の会」理事長・樋口恵子さん(89)。樋口さんによると「ピンピンコロリ」は幻想。多くの人は晩年になると -
長生きリスクにどう備える?想定しておきたい老後の“出来事”
2021/12/24 11:00「老後をどうしたいのか方向性を決めていくと、蓄えておくべきお金がわかってきます」そう話すのは、『こんな時代でもラクラク貯金ができる! ○×でわかるお金の正解』(KADOKAWA)の著者で、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。人生100年時代、想像以上に長い老後が待っている。その長い老後を乗り切るには、まずは年金生活に入った後、年金収入だけで生活が成り立つのかをシミュレーションしてみよう。受け取れ -
老後の家計を襲う“年金受給額の目減り”がコロナ禍で加速する
2021/10/27 06:00「国民の関心事である年金問題は、自民党総裁選で大きな争点になりましたが、岸田新政権が誕生しても年金不信は解消されません。『最低保障は税金でやる』と主張した河野太郎氏に真っ向から反対したものの、現行制度を見直すだけでは“年金受給額の目減り”を食い止めることはできないのです」こう警鐘を鳴らすのは、経済評論家の平野和之さんだ。将来の生活を支える年金制度への不安が叫ばれるようになって久しいが、岸田文雄首相 -
がん保険以外は解約を!60歳貯蓄ゼロでも老後貧乏避ける鉄則5
2021/07/26 11:00私たちを悩ませる、老後資金問題。貯めよう、貯めようと思ってもいつの間にか60歳に……。2,000万円なんてとても無理! と悩んでいるそこのあなたへ、専門家から現実的で確実な起死回生のご提案ですーー。「今年4月、PGF生命が現在60歳の2,000人にアンケートを取ったところ、貯金が100万円以下が25%、つまりほぼゼロという人が4人に1人という衝撃の数字が出ました。昨年の同調査では20%で、ここ1年 -
60歳4人に1人が貯金ゼロ 原因は晩婚化による“支出三重苦”
2021/07/26 11:00「今年4月、PGF生命が現在60歳の2,000人にアンケートを取ったところ、貯金が100万円以下が25%、つまりほぼゼロという人が4人に1人という衝撃の数字が出ました。昨年の同調査では20%で、ここ1年で5%も増えたことになります」こう話すのは“年金のプロ”として老後資金の問題にくわしいファイナンシャルプランナーの長尾義弘さん。2年前、金融庁の市場ワーキング・グループが「老後資金は2,000万円が -
税金、保険料は別…ねんきん定期便の年金額で人生設計は危険
2021/06/24 15:50「老後の生活不安を解消するためにも、実際に使えるお金である年金の手取り額を把握しておくことがとても重要です。ところが、自分が受け取るはずの手取り額を知っている人は思いのほか少ないのです」そう話すのは、社会保険労務士で年金制度に詳しい「年金博士」こと北村庄吾さんだ。50歳以上の人に届く「ねんきん定期便」の「見込み額」を見て、自分の年金額をわかったと思い込んでいる人は要注意だという。「60歳まで同額の -
額面260万円で約5万円の差も…こんなに違った「年金手取り額」
2021/06/24 15:50「老後の生活不安を解消するためにも、実際に使えるお金である年金の手取り額を把握しておくことがとても重要です。ところが、自分が受け取るはずの手取り額を知っている人は思いのほか少ないのです」そう話すのは、社会保険労務士で年金制度に詳しい「年金博士」こと北村庄吾さんだ。50歳以上の人に届く「ねんきん定期便」の「見込み額」を見て、自分の年金額をわかったと思い込んでいる人は要注意だという。「60歳まで同額の -
6つの数字で「年間いくら貯めれば老後に安心か」計算してみよう
2021/05/21 06:00「皆さんが考えている以上に、老後生活は長いのです。’25年に65歳を迎える女性の64%、’35年に65歳を迎える女性の67%が、90歳まで生存すると予想されています。100歳まで生存する割合も、それぞれ17%、19%です。老後資金はそれまで持ちますか?」このような長生きリスクに警鐘を鳴らすのは、『人生にお金はいくら必要か』(東洋経済新報社)などの共著があるファイナンシャルプランナーの岩城みずほさん