「全国47都道府県でオータム1等が直近の3年間、連続して出ているのは、東京都、大阪府、千葉県だけ。人口比からしても、オータム最強といえるのが千葉県なんです」(宝くじ研究家・山口旦訓さん)
オータム絶好調の千葉県で、いったいどんな人が「億」を当てているのか?さっそく近年、ジャンボ億万長者が誕生している千葉県内の売り場を直撃した。
【市原市「辰巳台マックスバリュチャンスセンター」】’14年オータム1等と後賞3.6億円
「1等3.3億円を当てたのは30代の男性。いっぺんに300枚ほど持ってこられたので、ここだけでなくいろいろな売り場で買った中の、当店で買った1枚に1等のくじが入っていたようです。後賞3千万円を当てたのはご年配の主婦。2等1千万円を当てた人も現れました。『宝くじはどこで買っても同じだからいちばん近いここで買う』が口癖の男性だったんですが、『ここで買っていてよかった』と破顔一笑でしたね」(売り場責任者の伊藤誠さん)
【千葉市「県庁前チャンスセンター」】’13年年末1等前後賞7億円
「当せんくじはバラだったんですが、前賞1億円と後賞1億円の2人が売り場に見えました。後賞を当てたのは30代前半の女性。1億円が当たっていると伝えると『怖いよ、怖いよ、どうしよう』とオロオロ。『ポシェットにくじをしっかりしまって、とにかく急いで銀行へ』と声をかけるのがやっとでした。前賞1億円を当てたのは30代後半の男性。すごく落ち着いていて、『当たっています』と言うと『うん、知ってる』。女性のオロオロぶりを目の当たりにしていたので、その対照ぶりにこちらがびっくりしました」(田代次郎店長)
【茂原市「茂原サービスショップ」’15年サマー1等前後賞7億円
オープンから13年。販売したくじから「億」が出たのは初めてだが、これまでに別の売り場で買ったくじをここで当せん確認して、1億円を当てた人が2人いるという。
「最初の人は7年前、70代の男性で、用事で出かけた都内の売り場で買ったくじだとおっしゃっていました。2人目は3年前で、60代の女性。ともに60歳過ぎ。人生後半でいいことがある人もいる。何歳になってもあきらめてはいけないなと思いますね」(酒井美代子店長)
【船橋市「船橋東武チャンスセンター」】’14年年末1等前後賞7億円
「全国的に大ブレークした船橋市の非公認ゆるキャラ・ふなっしーは千葉県の秋の特産品・梨の妖精。千葉県がオータムに強いのは、ふなっしーパワーもあるのでは?」(渡辺彰店長)
確かに、ふなっしーが初のイベント出演したのは’12年6月。その年から千葉県はオータム3連覇中なのだ。この勢いで、今年のオータムも1等出すなっしー!