貧困バツイチ子持ちが実践した1週間300円の超節約レシピ
最新調査によると、所得が少なく生活が苦しい人の割合を示す『相対的貧困率』(厚生労働省・国民生活基礎調査)が、過去最悪の16%を記録した。さらに、今や独身女性の3分の1が貧困女子〈手取りから家賃を引いて8万4千990円(生活保護基準)以下になる人〉に相当するという現代社会。”アラフォー貧困女子”の実態に迫った。
「私は大学卒業後すぐ結婚し、夫の地元で専業主婦になりました。なので、社会人として働いたことがなかったんです。30歳にして、離婚し娘を引き取ったのですが、当初はきつかったですね。地方で、いきなりバツイチ子持ち&フルタイムで働き始めたので。お給料も15万円と安かったので……」
そう話すのは千原真美さん(45)。そのときのいちばん辛かった思い出は、給料日前の1週間を300円で乗り切らなければならなかったこと。だが彼女は、家にあった米・玉ねぎ・たくあん・調味料で、なんとかその苦境を楽しく乗り越えたそうだ。そんな1週間300円節約料理を、千原さんは公開してくれた。
【具は玉ねぎだけのケチャップ味チャーハン】
「玉ねぎチャーハンを作り、お皿に平たく盛って、ケチャップで字や絵を描きながら食べます。娘が小学生で、お絵描きが好きだったので喜んで食べてくれました」
【たくあんハート形太巻】
「太巻きがハート形になるようにすまきで巻くのがミソ。『切っても切ってもハートだ!』と娘は喜んでいました」
【バラエティ塩むすび】
「丸・三角・ハート形などの塩むすびを、娘と一緒に遊びながら楽しく作りました」
【”鉄板”ホットケーキ】
「300円で購入したのが、ホットケーキミックスと牛乳。普通にホットケーキをまず作ったのですが、当然、娘は大喜びでした」
【変化球でドーナツ】
「ホットケーキミックスを使って、今度はドーナツ。おやつじゃなくて、ご飯です(笑)」
【炊飯器でケーキ】
「残りのホットケーキミックスを使って、炊飯器でケーキを作りました。けっこうおなかがいっぱいになりますよ」