保険研究家が「ココだけの話」と教える”長生きするだけ得する保険”
いまや10年先も見えない不安な時代。長い老後、無年金時代に対応するため保険のあり方も刻々と変わっている。『「安いだけ」の生命保険はやめなさい!』(自由国民社刊)などの著書でダメな保険をばっさり切り捨てる国際保険総合研究所所長の三田村京さんが、著書では決して明かさないトクする保険を教えてくれた。
現在の平均寿命は男性79歳・女性86歳で、人生は年をとってからが長い。だからこそ年金不安のいま”長生きすればするほど戻ってくる額が増える”生命保険を選ぶことが大切だという。「保険とは一生ものである」ということを踏まえて、三田村さんがいま入るべきというのは『積立利率変動型終身保険』だ。
「貯蓄性があり、現役時代に保険料の払い込みが終わり、一生涯の保障が続きます。扱っているのは数社で、特に業績も安定している2社から選びました」(三田村さん)
●ソニー生命 積立利率変動型終身保険
基本保険金額、解約返戻金の最低保障があり、運用実績によっては保険金額・解約返戻金が増加する終身保険。「リビングニーズ特約」「ナーシング・ニーズ特約」も無料で付けられる。
●三井住友海上あいおい生命 積立利率変動型終身保険(低解約返戻金型)無配当
保険料が割安で貯蓄性が高い。利率が変動し上昇した場合は保険金額や低解約返戻金も増加する。低解約返戻金型は、払い込み満了まで解約返戻金を低く抑えてある分、満了以降は返戻金が増加する。
どこが優れているのかをまとめると──。死亡保障がある。途中で支払いが困難になったとき、解約返戻金から保険料を立て替えられる。資金が必要なときは解約返戻金の90%の範囲で借り入れができる。保険料を支払い終わった時点以降(またそれ以前でも)任意の金額を解約し、解約返戻金を老後の年金代わりに役立てることができる。
「解約返戻金という言葉をそのまま『貯蓄』と置き換えるとわかりやすいでしょう。積立利率は2%などで保障され、さらに運用次第で利率が上がれば受け取れる返戻金は増します」(三田村さん)