ドラマ『鴨、京都へ行く。ー老舗旅館の女将日記ー』(フジテレビ系・火曜21時〜)の撮影のため、京都に短期居住中の松下奈緒(28)。関西出身の彼女にとって京都は特別な街で、行きつけの名店もたくさんある。松下が愛してやまない“予約のできない行列店”を紹介してくれた。
【手打ちうどん 山元麺蔵】京都市左京区岡崎南御所町34
小麦粉からこだわった手打ちうどんが自慢の店。開店前から行列ができることも。オススメは『土ゴボウ天うどん』840円。
「きちんとかつおだしの味がする、まさに“京うどん”だと思います。初めてこちらのゴボウ天をいただいたときは、しっかりした歯ごたえと、カレー塩のお味とのバランスに感動しました!」
【日の出うどん】京都市左京区南禅寺北ノ坊町36
地元の常連と観光客とでつねにいっぱいの人気店。カレーうどんだけで7種あり、辛さも選べる。なかでも『特カレーうどん(あげきざみ、ねぎ、牛肉入り)950円がオススメ。
「京都に来たら必ず食べたくなるのが、こちらのカレーうどんです。おだしとカレーのバランスが絶妙ですし、とろみがあるところもいいんですよ〜。家では絶対にまねのできないお味です」
【かさぎ屋】京都市東山区高台寺桝屋町349
大正3年創業の老舗甘味処。隣家に下宿していた竹久夢二も通った。店内には竹久の描いた絵が飾られている。オススメは『御膳しるこ』650円。
「ふだんは、お汁粉ってあまり食べないんです。でも数年前、すごく寒い日にこちらで食べさせていただいたら『お汁粉ってこんなにおいしかったのか!』と、目からウロコが落ちるほどの体験で。それ以来、この味の大ファンです」
【ぎおん徳屋】京都市東山区祇園町南側570-127
格子造りのお店が立ち並び、京の風情溢れる花見小路に’04年から店を構える甘味処。連日、観光客の行列ができる。そのお目当ては『本わらびもち』1,200円。
「初めていただいたとき、美しい見た目と、『こんなに?』というくらいのびるお餅に驚きました。添えられた黒蜜やきな粉も、ほどよい甘さが絶妙です。わらび餅は夏の風物詩ともいわれますが、こちらのものなら季節を問わずにいただきたいですね」