話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は「紅葉の庭園」対決だ!
■東京・本駒込「六義園」
まずは紅葉の名所として知られる「六義園」。六義園は、五代将軍徳川綱吉の重臣・柳沢吉保によって造られた大名庭園だ。めた坊が行った日はなんと東京で初雪、秋と冬が同居した景色のなかでもみじを楽しむことができた。
なかなか風情があると楽しんでいたんだけど、この寒さには勝てずに茶屋を探す。お酒が飲めるところもあり、紅葉&雪見酒を楽しもうとしたんだけど、ここはグッと我慢……。後ろ髪をひかれつつも、抹茶セット(510円)で一息ついた。
東京はこれから冷え込むそうだけど、12月7日まで「紅葉と大名庭園のライトアップ」が開催されるので、夜空にうかび上がるもみじも楽しめる。防寒対策を万全にしてから、訪問してほしい!
■東京・後楽「小石川後楽園」
お次は都会のどまんなかにある東京ドームとビル群に囲まれた「小石川後楽園」へ。こちらは水戸徳川家の江戸上屋敷内に造られ、中国の故事「天下の憂いに先じて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」(為政者は、みんなの後に楽しむ)という「先憂後楽」にちなんで命名されたそう。
園内には、480本ものもみじがあり、琵琶湖を表現した「大泉水」という大きな池にはコイも生息しており、サービスセンターで販売されている餌(150円)をあげている人もいた。園内の売店では水戸にちなんだ茨城県の「県の木」である梅の名産品「梅サブレ」「水戸の梅塩」なども販売されていて、ちょっとしたアンテナショップ。
そういえば、水戸には有名な「偕楽園」があって、岡山の「後楽園」、金沢の「兼六園」と並んで日本三大名園に数えられているな、と日本の庭園に思いをはせながら、園内にある色とりどりのもみじをあらためてじっくりと楽しんできた。
【めた坊ジャッジ】大名屋敷の庭園と思いながら散策すると、なぜか気持ちよかった!なので、今回は気分よく引き分けだ!