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新型コロナウイルスの影響が大きい今年のゴールデンウイークは、「おうちで過ごす」が正解。せっかくなので、手つかずのままの“自宅の難題”を解決しませんか? よどんだ空気もめいった気分も、この機にスッキリさせましょう!

 

「いつもなら後回しにしがちな見えない場所の掃除をしたり、あふれるモノを整理整頓したり……。おうち時間が長い今こそ、手つかずの難題と向き合う絶好の機会。キレイな環境で気持ちよく過ごせるよう、この連休は自宅のメンテナンスに取り組んでみては?」

 

こう話すのは、家事代行サービス「ベアーズ」取締役副社長で、家事のプロとして活躍する高橋ゆきさんだ。高橋さんがこのゴールデンウイークに提案するのは、生活の柱である衣食住にフォーカスした自宅のメンテナンス。

 

「『衣』といえば、例年、ゴールデンウイークに衣替えをするという家庭も多いはず。衣替えの前、いつもならクリーニングに出していた高級ニットやダウンジャケット、ブーツなども、時間のある今こそ自宅でのお手入れに挑戦してみて。この時期は水の冷たさに腰が引けるということもありませんし、かといって暑すぎることもないので、カシミヤなどデリケートな素材の陰干しにも向いています」(高橋さん・以下同)

 

平日もテレワークで家族が在宅するようになり、主婦の負担が激増している「食」。そのキーワードはつくりおきだ。

 

「3食きっちり家族の食事を用意するのは、想像以上に大変。この危機をおかずのつくりおきで乗り切っている家庭も多いと思いますが、食材を効率よく使い切れず、余らせてしまうというお悩みをよく聞きます。連休のうちにレシピのレパートリーを増やし、態勢を整えて」

 

最後の「住」は、ウイルス対策の基本でもある「換気」に注目。

 

「家を密閉空間にしないためには、換気が必須。朝から12時ごろまでは窓を大きく開け、換気を行う習慣をつけてみて。空気の流れを作るには、必ず2カ所以上窓を開けること。1カ所しか開けられない場合はキッチンの換気扇を回したり、扇風機を窓に向けて回すと風が通ります。この機会に換気扇やエアコンなど、空気の出入りと関係する場所のお掃除を」

 

高橋さんはこうした家事を家族全員でシェアすることを提案する。

 

「連休の間は家事のローテーションを組み、ゲーム感覚で分担してみては。ポイントは、ダメ出しはせず、できたところを褒めること。今は、ふだん仕事や遊びで家にいない家族にも、家事を知ってもらうチャンスです。自分が暮らしている家がどのようにマネージメントされているのか、体験しながら知ってもらいましょう」

 

「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載

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