さまざまなものの物価が上がるなか、産地である群馬県が好天に恵まれたこともあり、キャベツの値段が下がっているという。安さばかりでない。栄養にも注目したいというのは管理栄養士の和泉裕子さんだ。
「カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンKが含まれているのが特徴。チーズや豆乳などカルシウムが豊富な食材と一緒に食べることもポイント。また、糖質の吸収を穏やかにしてくれる食物繊維も豊富です」
しかし、1玉買ってもなかなか使い切るのが難しいという人も多いのではないか。そこで、家族3~4人なら1食で食べきれてしまうようなキャベツまるごとレシピを考案してもらった。
「『まるごとキャベツの担担風豆乳煮』は、ラーメンの麺を入れてもおいしいです。『キャベツの蒸し焼き』はケチャップベースの甘めのソースと、コクのあるチーズのソースの2種類を用意しました。両方を混ぜて食べる楽しさも」(和泉さん)
また、キャベツが余ったとき用に“使いきりレシピ”も教えてもらった。
「ボウルに酢大さじ1、塩小さじ6分の1、砂糖小さじ1、油小さじ1を混ぜ、細切りにしたキャベツ2枚とハム1枚、コーン大さじ2とあえます。しんなりするまで少し置いて、パセリをふれば『キャベツのさっぱりコールスロー』のできあがりです」(和泉さん)
キャベツを使ったバランスいい食事で、おいしく節約しよう!