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NTTドコモは、店頭での事務手数料を7月1日から引き上げると発表しました。事務手数料はスマホの新規契約や機種変更など8種の手続きにかかり、現在は1100円、2200円、3300円と分かれていますが、7月以降は一律3850円になります。

 

手数料値上げはKDDIで4月20日から、ソフトバンクは6月1日に予定。7月以降は3850円で3社横並びになるようです。

 

これは、機種変更手数料2200円で考えると1.75倍もの大幅値上げですが、ネットのドコモオンラインショップなどで手続きすると事務手数料は原則無料です。

 

同じ手続きなのに、ネットと店頭でこれほど差が大きいのは、「店に来てほしくない」のが本音でネットに誘導したいのでしょう。

 

困るのは“ネット弱者”といわれる中高年です。通信料は格安スマホがお得だと知っていても、店頭でのサポートを頼りにドコモやau、ソフトバンクでの契約を続けてきた方も多いと思いますが、今こそ見直すとき。格安スマホへの乗り換えをおすすめします。

 

■値上げに負けない賢い選択を!

 

ただ問題は、契約などネットでの手続きですが、それをクリアする方法が2つあります。

 

1つめは子どもや孫などネットに慣れた若い人に手伝ってもらうこと。ネットの先生が身近にいれば、操作で困ったときも安心です。

 

気安く頼める人がいないなら、2つめの選択肢は、店舗のある格安スマホを選ぶことです。たとえばイオンモバイル。イオンモールなどに店舗があり、相談にも対応してくれます。60歳以上対象の「やさしい音声プランS」なら月3GB使えて858円。LINEやメール中心の使い方なら、月3GBで十分でしょう。もっと通信量が少ないご夫婦なら、2人で3GBを分け合う「やさしいシェア音声プランS」がおすすめ。2人分で月1408円と格安です。

 

通話料は国内かけ放題が60歳以上は月1210円ですから、通信と通話を合わせて1人月2000円程度で問題なく使えます。

 

あとは機種代金ですが、格安スマホに乗り換えてもそのまま使える機種もあります。それなら機種代金もかからず、使い方を覚え直すこともありません。

 

格安スマホはほかにも、ビックカメラなどの家電量販店にブースを構え、契約などのサポートを行っています。店に出向いた際ちょっと質問してみて、問い合わせに快く応じてくれるか試してみては。

 

スマホ代のみならず、今は値上げラッシュ。6月から北海道・東北・東京・北陸・中国・四国・沖縄電力の規制料金が上がります。スマホは大手キャリアが安心と、しがみついている場合ではありません。さっさと格安スマホに乗り換えて、自分の暮らしを守りましょう。

経済ジャーナリスト

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