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少しはにかんだ笑顔で、肩を寄せ合い歩く2人……。5月21日、ブライトンFCに所属する三笘薫が、アメックス・スタジアムで行われたセレモニーに妻のクリアさんと出席したことが話題を呼んでいる。

 

三笘の妻であるクリアさんは陸上三段跳の選手でインカレ優勝経験もあるアスリート。三笘とは筑波大学時代の同級生である。

 

チームはクラブ史上初となる欧州カップ戦の出場権を獲得し、個人としても主力として活躍するなど、充実したシーズンを過ごした三笘。「(妻が)いないと僕もここには来れてないと思います」と躍進の理由を語っている。

 

「その言葉は大げさでないかもしれませんね。10代で出会った同級生を伴侶に選ぶことで得られる人生のメリットはたくさんあります」

 

そう語るのは、家族問題評論家として約3万7千件の相談に向き合ってきた池内ひろ美さんだ。

 

■苦楽を共にした妻が初心を思い出させる

 

「同級生であっても女性のほうが精神年齢は高く成熟が早いため、姉さん女房的存在にもなります。男性側からすると、活躍するようになっても自分を叱り、育ててくれる存在として頭が上がらなくなることが多いですね」

 

高校卒業後に即プロ入りという道もあったが、まだ活躍する自信が持てず大学進学を選んだ三笘。そんなエピソードがうそのように、強靱な肉体とメンタルで活躍を続けているのは、妻のクリアさんのおかげかもしれない。

 

本誌の調べによると、活躍するアスリートや芸能人の陰に“同級生妻”の姿が……。今やテレビで見ない日がない千鳥ノブ、近年活躍が著しいニューヨークの屋敷なども同級生と結婚。ともに、30代になってブレークした晩成型の夫を、妻として恋人として支え続けた。

 

誘惑の多い芸能界においても、同級生婚をした彼らには、これといったスキャンダルがない人が多いのも特徴だ。

 

「余計なことに惑わされず、自分の仕事に集中できることも成功の秘訣なのでしょう。有名になったり、お金が入るようになると、怪しい投資話や勧誘があの手この手で増えてきます。しかし、同級生のパートナーであれば、『どう思う?』と気兼ねなく相談できるし、はっきりと思うことを言ってくれるでしょう。悪い人間が近づこうとすると妻が『そんなのダメ!』と速やかに撃退してくれます。また、無名時代から支えてくれている妻の場合、財布のひもが固く、金銭感覚も信頼できます」(池内さん、以下同)

 

また、有名人はハニートラップにも用心しなくてはならない。

 

「活躍している人は、ファンや怪しげな人が“ベッドの中”まで追いかけてくることも。そんなときでも、若いころから、身も心も共にしてきた伴侶の顔を思い浮かべることができ、怪しい誘いもきっぱり拒否できます」

 

若いときの強さが陰り、2021年にはコロナ対応の規律違反で自粛も経験するなど、どん底の状況だった石川遼。「自分を見つめなおして努力していきたい」との言葉のとおり、一歩ずつ積み重ねていった結果、今年は2年ぶりに全米オープンの出場権を獲得するなど復調の兆しを見せている。石川の妻もまた同級生だ。

 

「共に育った相手のそばでは、調子に乗れず、自然と謙虚な気持ちに戻れることも利点でしょう。また、同級生妻をもった人は浮き沈みがあっても、長く活躍できるのも特徴かもしれません。妻の存在が初心を思い出させてくれるからです」

 

その象徴が、笑福亭鶴瓶藤井フミヤなどだろう。

 

「一方、成功したからといって長年付き合った同級生を捨てたり裏切ったりすると悲惨な末路になるケースを見てきました。逆に妻を大切にする限り、大きく道を踏み外さないということですね」

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