「一般の方のリバウンド率7%に対して、これまでCMにご出演いただいたタレントさんのリバウンド率が高いということは事実です」
劇的なビフォー→アフターのCMで世間の注目をあびるライザップだが、先日の株主総会で、瀬戸健社長がこう発言して話題になっている。たとえば、経済評論家の森永卓郎は、いちばんやせた2年半前よりも5キロ増。赤井英和も「5キロ戻った」と発言するなど、確かにリバウンドしているようだ。
しかし、「結果にコミットする」のうたい文句どおり、短期間でダイエットに成功させているのはたしか。それにしても、これほどの短期間でダイエットに成功する秘訣は何か。ダイエットのプロである低糖質(ローカーボ)料理研究家の麻生れいみ先生と、フィットネストレーナーの郡勝比呂さんが解説してくれた。
【1】徹底した糖質制限による食事
最近よく耳にする糖質制限ダイエットだが、ライザップでは、いっさいの糖質を取らないのが原則。ごはん、パン、麺類、いも類ではじゃがいも、さつまいも、山いも、野菜ではにんじん、とうもろこし、かぼちゃがNG。もちろんお菓子、果物、マヨネーズ、オイルもいっさい口にしてはいけないという。
「野菜の中でも甘さのあるかぼちゃやにんじんは糖質が多いんです。2カ月間、これだけの糖質を制限すれば、5~10キロは減量できると思います」(麻生先生)
【2】運動は機械トレーニング
対して運動は、専用のジムでバーベルやベンチプレス、スクワットなどのトレーニングを週2回。
「運動というとランニングなどを想像しますが、やせるだけならフリーウエートによる筋トレのほうが効果的。よく計算されています」(郡さん)
【3】マンツーマンのトレーナー指導
「これがライザップのキモといえます。1対1できめ細かく指導することで、挫折することが少なくなるはず」(郡さん)