■定番朝食メニューの“おクスリ食材”
【サケ】
高タンパク質食材。アスタキサンチンやオメガ3、ビタミンB群、ビタミンD、カリウムなど美をサポートする栄養素が満載。
【オートミール】
血糖値が上がりにくい代表的な低GI食品。ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富。アレンジしやすい点も魅力のひとつ。
【納豆】
タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく含んだ最適食材。腸内環境改善や活性酸素の抑制効果も。
【アボカド】
ビタミンE、ビタミンB群、カリウムなどと食物繊維を一度に取れる美肌に必須のスーパーフード。オメガ3の補給もできる。
【ヨーグルト】
タンパク質、抗酸化のビタミンA、美肌に効くビタミンB群も豊富な発酵食品。乳酸菌が豊富で、腸活にも最適な食品。
【卵】
1日に必要なタンパク質や脂質、ビタミン、カルシウム、鉄分などが取れるスーパーフード。体内で合成できない必須アミノ酸も。
【ベリー類】
低糖質・低カロリーで糖化ケアに最適。ポリフェノールやビタミンE、ビタミンCのほか、葉酸や食物繊維も補給できる。
【チーズ】
アミノ酸含有量の多いタンパク質食材。ビタミンA、ビタミンB2、カルシウム、乳酸菌など、女性に必須の栄養素がたっぷり。
【みそ汁】
酸化ストレスを減らすビタミンE、イソフラボン、サポニンと、血行改善のビタミンEが豊富。具材しだいで栄養価アップも。
「どれも調理の手間をかけなくても、簡単に食べられておいしいものばかり。そして、朝食の定番ともいえるものが多いことにお気づきでしょうか。こうしたおクスリ食材をストックしておけば、時間がなく、眠くてつらい朝でも、必要な栄養素をたっぷり含んだ正しい朝ごはんが食べられるでしょう」
確かに、夕食は品数も多く、豪華なものを食べる機会も多いが、朝食は軽視しがちだ。
「たとえば1日1,500キロカロリー取るとすると、朝昼晩に3等分して、500キロカロリーずつ取るのが理想です。食事のあと寝るだけの夕食より、これから活動が始まる朝食をもっと重視してほしいと思います。これまでパンとコーヒーだけだった人は、目玉焼きやチーズ、ヨーグルトなどを添えてみてください。卵入りの納豆ごはんにおみそ汁もよい食べ合わせです。朝ごはんは受け付けないという人でも、冷凍ベリーをトッピングしたヨーグルトなら喉を通るのではないでしょうか」
そうはいっても、もうオバサンだから……と肌悩みの克服をあきらめていた人もいるだろう。
「いまからでも十分、間に合います。もちろんアトピー性皮膚炎など、治療が必要な皮膚疾患を食べ物だけで治すことはできませんが、ターンオーバーのサイクルである2週間〜1カ月間、食事に気をつけることで、肌の変化を実感できる人もいるでしょう」
若く見える美肌を目指して、明日から、おクスリ食材たっぷりの朝ごはんを始めよう。