■レモン水の“酸味”で“デブ味覚”をリセット
肥満の人は味付けが濃く、脂肪の多い食事を好む“デブ味覚”になっていると医学的にもいわれている。
「味覚が鈍感になると、脂肪の味『脂肪味』を感じにくくなり、さらに脂肪分の多い食べ物を好んでますます太るという“負のループ”に陥ってしまいます。そこで、舌で苦味を感じることができれば、苦味がストッパーの役割を果たし、甘味などを感じる機能が弱くなり、食欲がセーブされるといった好循環が生まれてきます。少しずつ食生活が変わることで、自然と体もスリムになります。もちろん、無理な食事制限をしていないので、リバウンドもしません」
「レモン水うがい」が、デブ味覚をリセットして「やせ味覚」を育てるというのだ。
【レモン水の作り方】
(1)コップに常温の水100ミリリットルを入れる。
(2)市販の濃縮還元100%のレモン果汁を小さじ1(5ミリリットル)入れる。
(3)濃度が均一になるよう、よくかきまぜる。
【レモン水うがいの手順】
(1)作ったレモン水の約3分の1(約30ミリリットル)を口に含み、5秒かけてレモン水が舌全体に広がるように舌を動かす。
(2)唇を閉じたまま、両方の頬をふくらませたりすぼめたりして、5秒間「ぶくぶくうがい」をする。
(3)今度は頭を後ろに傾け5秒間「がらがらうがい」をする。終わったら、レモン水を吐き出す。
(1)~(3)を3回、3度の食事の5分前に行うだけ。
「レモン水うがいをするときには、いくつか注意点があります。レモン果汁の濃度は5%前後にしてください。それより濃くなると口の中が痛くなってうがいが苦痛になります。反対に濃度が薄いと、苦味に対して敏感にならないので食欲を抑制できません。また、レモンは酸性なので、食後も口の中が酸性に傾きます。酸は歯を溶かしやすくするので、食後はなるべくフッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くようにします」
基本的にダイエット期間中は、おやつなどの間食は控えよう。ガマンできずに間食するとしても、その前のレモン水うがいは控えて、3度の食事前だけにするように。
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レシピどおりに作ったレモン水でうがいをすると、夕食時の“ドカ食い”が収まり、夕食後は食べ物を口にしなくなった。デスクワーク中心なので、コーヒーのお供におせんべいなど間食をするクセがあったが、一切なくなった。
体重の減少はゆるやかだが、今も無理なく続いている。今度こそ、レモン水ダイエットで、健康的な体形に近づけていこう!