初夏に国産モノが旬を迎えるアスパラガス。元気になれるアスパラギン酸に、ルチンやアントシアニンの抗酸化力と、アスパラガスはカラダにたまった“老け成分”を除去してくれるスーパー野菜だ。そんなアスパラガスにまつわる小話を紹介。
■世界で唯一の“アスパラ占い”が超当たる!?
アスパラガスで占う女性が、イギリスでちょっと有名だ。世界で唯一の「アスパラマンサー」であるジャマイマ・パッキントンさんは、新鮮なアスパラガスを宙に投げ、落ちた形で占う。
「え〜……」と思うでしょうが、英国王室のベビー誕生、ビットコインバブルの勃発、英国のEU離脱、アデルのベストアルバム賞受賞などを的中させていて、スゴイのだ。
ちなみに今年はビットコインバブルの崩壊などを予言しているが……どうなる!?
■アスパラガス生産日本一は北海道!
アスパラガスの国内収穫量1位は断トツで北海道。道内のいたるところにアスパラガスの名産地があって、その1つが札幌市の南西に位置する喜茂別町。町のPR担当「ウサパラくん」は、耳がアスパラガスみたいで、かわいい。右耳はグリーンアスパラ、左耳がホワイトアスパラでできている。
■アスパラガスは世界中の人気者!
アスパラガスは、地球上の人々から広く愛されている。気候適応性に優れているため、熱帯のタイやインドネシアから南米、北欧、カナダまで、世界中で栽培され、食べられてきた。
起源は地中海沿岸とされ、日本では江戸時代末期から明治時代に試験的に栽培されていた。本格的な栽培は大正時代、北海道で缶詰用に作られたホワイトアスパラ。グリーンアスパラが普及したのは昭和40年代と、意外と最近だ。
グリーンアスパラを遮光栽培して作るホワイトアスパラも、偶然から生まれた。16世紀のイタリアで飢饉があり、飢餓に苦しんだ村民が芋を探して土を掘っていたとき、白いアスパラガスを見つけた。食べると甘くておいしかったため、土寄せで光を遮る栽培を開始。ヨーロッパのごちそうとなったという。(諸説あり)