「健康情報はいまや『極論ブーム』。それに振り回されて、結局は健康を損なう方が増えるのではと心配です」
そう健康情報の氾濫を嘆くのは、テレビでもおなじみの池谷医院院長で、総合内科専門医・循環器専門医の池谷敏郎先生だ。いま、池谷先生の新刊『健康常識◯と×』(アスコム)が話題を呼んでいる。
「たとえば『血圧の薬は一生飲まなければいけないから、飲まないほうがいい』という話を信じたある老婦人は、治療の継続が必要だったにもかかわらず内服を中断。その2カ月後に脳卒中を発症してしまったのです。勘違いや思い込みによって、多くの人が翻弄されているのです」
御年52歳とは思えない若々しさを保つ池谷先生。肌もつやつやで、見た目年齢は30代!そんな池谷先生の健康法は「在宅トレーニング」。
「特別なことをしなくても、ダイエットは可能です。要は、自分で続けられるかどうか。私は11年前と比べて9キロの減量に成功しました」
その方法は、部屋の中での3分間の「その場ジョギング」や、あおむけに寝て両足を上げ、足先でイニシャルや数字を描く腹筋、テーブルに手をついておこなう腕立て伏せなど簡単なものばかり。
健康づくりは無理のない範囲で。思い込みや誤った健康知識は、今年中に改めよう!