5年ぶりに国内最高気温を更新した今年の夏は、それにともなう夏バテもまさに“災害級”。正しい対処法を身に付けてなんとかこの酷暑を乗り切ろう!

 

厳しい暑さも、夕方になるとようやく一段落。しかし、来る明日に備えて気をつけるべきポイントはめじろ押しだ。管理栄養士として病院の栄養療法監修のほか、企業のメニュー開発などにも携わる麻生れいみ先生は、次のように語る。

 

「汗をかくことによってビタミンやミネラルも流れ出てしまいます。とくにビタミンB1のような水溶性ビタミンは流れてしまいやすいため、食事でしっかり補う必要があります。疲労回復効果も高いので、夏バテ予防には欠かせない栄養素です。また、イカなどに含まれるタウリンも疲労回復効果が高いので、お疲れ気味のご主人のおつまみにもぴったり。カレー粉に含まれるクルクミンはタウリンの吸収を助け、肝機能も強化するので一石二鳥ですよ」

 

1日のしまい方にも注意点が。次世代型医療「機能性医学」日本人初の認定医の斎藤糧三先生が解説する。

 

「まずは入浴。しっかり汗をかいて放熱したいのか、エアコンで冷えた体を温めたいのかによって、入浴の仕方も変わります。また、良質な睡眠を得ることも忘れずに。休日になるといつもより長く寝てしまうという人は『睡眠負債』がたまっている可能性が。寝室の環境を快適にすることはもちろん、寝る3時間前からはお酒やカフェインを控えるなど、寝るための態勢もしっかり整えることが大切です」

 

そこで、「食事」や「入浴」での夏バテ対策を麻生先生と斎藤先生が教えてくれた。

 

■カレーの付け合わせは福神漬けより、らっきょうが◯

 

「らっきょうに含まれる硫化アリルは、疲労回復に効くビタミンB1の吸収率をアップさせます。ビタミンB1は豚肉に豊富に含まれているので、暑さが厳しい日の夕食はポークカレーにらっきょうで決まり! 硫化アリルには血液サラサラ効果もありますよ」(麻生先生)

 

■晩酌のおつまみ。焼き鳥はささ身よりレバーがおすすめ!

 

「レバーには鉄分が豊富に含まれていることが広く知られていますが、鉄分が不足すると疲れやすくもなりますので、夏バテ対策としてもおすすめの食材です。とくに女性は慢性的に貧血気味の人が多いので、鉄分豊富なレバーを積極的に食べましょう」(麻生先生)

 

■冷房で体が冷えたときは、ぬるめのお風呂に肩まで15分つかるべし!

 

「半身浴は汗をかく練習としてはおすすめですが、じつは体温を下げる入浴法なんです。ですから、冷房で体が冷えてしまったときは、39度ぐらいのお湯に肩までしっかりと15分以上つかってください。そうすれば、熱がきちんと中まで入っていきます」(斎藤先生)

 

終わりよければすべてよし……寝る前の対策を怠るなかれ!

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