■おなら体操で今すぐハリを解消!
つらいおなかの張りをいますぐなんとかしたい! そんな人は相馬先生が教えてくれた、おならを出やすくする、「おならプ~体操」(編集部が命名)を試してほしい。
■寝る前2分「おならプ~体操」
【1】小腸から菌を移動させる!「Jの字マッサージ」
(1)あおむけになり両ひざを軽く曲げ、右手を、おへそと右の骨盤のぽこっと出た骨を結び、3等分した外側の点におく。
(2)左手で、置いた右手に向かってJの字を書くようにマッサージ。30秒行う。
「小腸と大腸のつなぎ目であるバウヒン弁にむかっておなかをさすることで、小腸に溜まったガスや細菌を大腸へと押し出します」(相馬先生・以下同)
【2】ねじれたS状結腸をほどく!「そけい部こすり」
(1)あおむけになり、両ひざを軽く曲げ、そけい部に両手のひらを当てる。
(2)指をしっかりそろえ、下から上に強くこすり上げる。30回行う。
「そけい部の少し上にあるS状結腸は体内で固定されておらず、ねじれやすい。そこで“そけい部こすり”で、ねじれをほどき、ガスや便の通りをよくします」
【3】おならを動かす!「のの字マッサージ」
(1)あおむけになり、両手を重ね、おなかの右下に当てる。
(2)両手で強めにおなかを押しながら、時計回りに大きく円を描くようにもむ。30秒行う。
ポイントは大腸に触れるよう、強く大きく動かし、しっかり差し込むように!
【4】おならを出しやすく!「ガス抜きストレッチ」
(1)あおむけになり、両足を伸ばす。
(2)右ひざを両手で抱え、ひざ頭を胸に近づけるようにして10秒間保つ。※上半身は動かさない。
(3)左ひざも同じように行う。
(4)最後に、両ひざを抱えて、同じように行う。10秒×3
「体の深部の背中と太ももの骨をつなぐ腸腰筋を伸ばすことで、おなか全体の血流がよくなり、腸がリラックス。腸の動きがよくなり、ガスが出やすくなります」
腸の動きは自律神経と密接にかかわるため、眠る前のリラックスした状態で行うと効果的だという。
【おまけ】トイレでガス抜き
出先など、横になれないけれどガスを抜きたい。そんなときは、トイレで「考える人のポーズ」をしてガス抜きしよう。
ポイントは「前かがみになること」「ひじは太ももにつけること」「かかとを浮かせること」
ストレスが多くガスがたまりやすい昨今。毎晩の“ガス抜き”で、すっきり過ごそう!