血圧下げる3分「椅子ストレッチ」10日で50mmHgダウンの例も
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■NOを効果的に分泌するストレッチ

 

【1】大胸筋の椅子ストレッチ

大胸筋を刺激するストレッチ。大胸筋は心臓に近いので、特に降圧効果が高くおすすめ! 手軽で疲れないから、習慣化しやすいのも魅力だ。

 

血圧下げる3分「椅子ストレッチ」10日で50mmHgダウンの例も
画像を見る 【1】大胸筋を刺激するストレッチ

 

(1)椅子に腰かけ、胸の前で合掌するように手を合わせる
(2)ギューッと力いっぱい押し合うようにし、10秒たったら一気に力を抜く
(3)20秒脱力して1セット。10秒キープのときだけ呼吸を止めるのもポイント

 

手は胸から30センチ離そう。胸と手の距離が近すぎると、胸のほうに力が分散し、胸の筋肉に効きづらくなるので要注意!

 

取り組む回数は、1日2セットが効果を実感できておすすめ。1セット30秒なので、2セットでたったの1分! 毎日続けよう。

 

「両手を胸の前で合わせ、力いっぱい押し合わせてキープすることで、大胸筋内の血管がギュッと収縮させられます。つぎに一気に脱力して20秒間、大きく息をします。この動作で、大胸筋内の太い血管の内側が刺激され、NOが効果的に分泌されます」

 

【2】大腿四頭筋の椅子ストレッチ

 

「よく歩くことが健康の秘訣といいますが、足の筋肉が衰えて血流が悪くなると、心臓に負担がかかり、高血圧の原因になります」

 

太ももを刺激するストレッチ。心臓から遠いももの血管を柔らかくすることで、心臓の負担が減る。

 

血圧下げる3分「椅子ストレッチ」10日で50mmHgダウンの例も
画像を見る 【2】太ももを刺激するストレッチ

 

(1)椅子に座り、手で椅子をつかみ、少し床から両足を浮かせ、お互いの足をクロス。ひざは伸ばさないように注意しよう
(2)上の足は下方向に、下の足は上方向に力を入れ、押し合うようにして息を止め10秒キープ。交差した下の足の大腿四頭筋内の血管が収縮する
(3)その後、20秒脱力することで、大胸筋と同じくNOが分泌される。

 

これを左右の足を組み替えて行うことで、両足の大腿四頭筋が鍛えられるとともに、足の血管が柔らかくなり、血圧が下がるのだ。これで1セット。1日2セット行おう!

 

「上下の足を押し合う際、足を伸ばしすぎないこと。ひざを伸ばしてしまうと、上手に太ももに負荷がかからず効果が出ません。下の太ももに負荷がかかっていることを自覚してやるのがコツです」

 

この胸と太もものストレッチを1日合計3分間、毎日繰り返すことで、NO効果によって、全身の血管が若返ってくるという。

 

「1日のうち、いつやってもかまいません。なにより持続してやることが大切です」

 

また1日朝晩2回やることで、降圧効果が早く出るとか。

 

「実際に、数千人の人が実践して、ストレッチによって体内のNOの分泌量が増え、最高血圧が50mmHgも下がった人もいます」

 

血圧が気になるあなた。ぜひ1日3分から始める降圧ストレッチを実践してみてほしい。

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