頭が重い、冷える、心が落ち着かない……そんな「なんとなく不調」は原因がわからず、困ってしまう。そのような諸症状が、解決するかも! ぜひ、試してみようーー。
「あくびのように口を大きく開け閉めすることを繰り返すことによって、脳の活性化につながります」
こう話すのは鍼灸師で間脳セラピー開発者の駒川耕司さん。駒川さんは、幼少期より極度の肩こりや腰痛に悩まされていたことをきっかけに治療家の道に入り、カイロプラクティック、鍼灸や整体、マッサージなどさまざまな施術を長年実践してきた。
「なかには劇的に症状が改善されるものもありましたが、一時的な改善が多く、根本的な解決にはなっていないことも体験しました。根本的な治癒の方法を求めて模索しているうちに、あくびの動作にヒントがあることがわかってきたのです」(駒川さん・以下同)
誰しも生活習慣による体のゆがみやねじれ、左右差があるものだが、ゆがみやねじれを正すことは、体が整うだけでなく、脳幹にも影響を及ぼすことに気づいたのだという。
「脳幹は脳の中でも私たちが生命を維持するうえで重要な働きをつかさどっています。自律神経のコントロール、ホルモン分泌・呼吸・体温・食欲・感覚の管理などです。あくびの動作は頭蓋骨の真ん中にある蝶形骨を介して脳幹とつながっています。脳幹が正しく働いていると、自己治癒力が高まり、心身ともに健康になるのです」