心筋梗塞招くことも…春の“寒暖差熱中症”にご用心
画像を見る

 

■入浴や運動の習慣で“汗をかく練習”を

 

対策としては、まずはこまめな水分補給が不可欠だ。

 

「水筒のドリンクを手元に置いて、のどが渇いていなくても1日に1~1.5リットルは水分を取るよう心がけてください。緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲料は利尿作用があるので、よけいに水分が排出されてしまいます。麦茶など、ノンカフェインのものがおすすめ。スポーツドリンクは糖分が多いので、運動時以外は控えたほうがいいでしょう」

 

次に、体温を調節するために次のような心がけも忘れずに。

 

「暑いと感じたら、我慢せずエアコンをつけましょう。外出する際は直射日光を避け、吸水性のよい下着をつけると汗が引くときに体温を下げてくれます。人のいない場所では、マスクを外して風通しをよくすることも大事です。加えて、湯船につかったり、テレビを見ている数分間だけ軽く足踏みをして体を動かすなど、汗をかく練習をするのも効果的です」

 

4月14日に気象庁が発表した1か月予報によれば、5月15日ごろまでは全国的に高温傾向が続くという。大型連休を控え、外出の機会も増えるなか、日ごろの対策にぬかりのないようにしたい。

【関連画像】

関連カテゴリー: