■施術したその日の帰り道から効果を実感
花谷院長はゴムバンド整体のメカニズムを次のように話す。
「足の土踏まずにゴムバンドを巻くと、足の骨が締められて土踏まずが形成されます。それにより、足裏に正しいアーチが生まれ、足裏全体に体重がかかるようになるわけです。加えて、足首にゴムバンドを巻けば、加齢などでぐらつきやすくなった足首が固定されて体が左右にぶれなくなります。こうして体の土台が安定し、骨が正しい位置になれば、腰や足の痛みもよくなり、ひざ、骨盤、背骨もまっすぐになって全身のゆがみも矯正されます」
実際にこのゴムバンド整体を試したケースを紹介しよう。
慢性化した腰痛を改善したいと来院した33歳の主婦・島崎真理さん。花谷院長の指導でゴムバンドをつけ、帰宅の途についたがその帰り道からすぐ効果を実感。足が軽くなり、疲れも感じなかった。その後、毎日ゴムバンドを巻くようになってからは腰痛もしだいにラクに。1カ月後には痛みもしびれもなくなったと話す。
また、70代後半の高橋忍さんは、来院したときは腰の痛みが強く、歩くのもつらい状態だった。そこで花谷院長がゴムバンド整体を勧めると、約半年で痛みが格段に軽減。歩くスピードも速くなったという。
「脊柱管狭窄症には、足にしびれが生じて長時間歩けなくなる間欠性跛行という特有の症状がありますが、それもゴムバンド整体によって改善が期待できます」
ゴムバンドを装着するのは、ウォーキングなどの運動時や家事の最中など、基本的に体を動かすとき。安静時に巻いてもかまわないが、就寝時には必ず外すこと。
なお、家事の合間に、ゴムバンドを巻いたままで足と足の間を10センチ開けて、体の軸を足と足の真ん中に置き、その場で腰の右回し・左回しを10回ずつ行う運動をするとなお効果があるそうだ。
100均で簡単に入手できるゴムバンドを巻くだけで、長年の悩みから解放される。試してみては。