【小林弘幸先生解説】日々のストレスをリセットする8つの習慣「過去の自分と比較するのはやめよう」
画像を見る

 

【1】過去の自分と比較するのをやめる

 

ネガティブな発想を持ち続けると、自律神経は衰えるばかり。若いときの自分を振り返り「あのころは良かった」「あのときに戻りたい」と考えすぎると、メンタル不調に陥り病気の原因に。過去に執着せず、未来に目を向けるだけでも心の活力が戻ってくる。

 

【2】イライラしたら、とにかく散歩へ

 

むしゃくしゃしたり、イライラが高まったときは、考え込まずに体を動かすことがベスト。5分でも10分でも散歩に出て、テンポ良く歩くことを心がければ、副交感神経の働きが高まる。太ももとふくらはぎを動かすことで全身の血流が改善し、気持ちもリフレッシュ!

 

【3】落ち着いた色味の服を着る

 

目に入る色は自律神経に大きな影響を与える。落ち着いた色味の服を着ることで、副交感神経の働きが優位になり、気持ちを安定させてくれる効果が。日常のちょっとしたイライラも、青や緑色のものに目を向けることが副交感神経に作用して、心がなごむ効果もある。

 

【4】きれいな景色を写真に撮る

 

ストレスが蓄積しているときは、うつむきがちで視界も狭くなる。スマホで写真を撮る目的で、美しい夕焼けや道端に咲く花など、周囲に目を向けることで視野が広がり、心のコンディションが整ってくる効果が。1日1枚の写真を撮るだけでも、心の余裕が生まれる。

 

【5】ガムをかみ、平常心を取り戻す

 

緊張や疲労をリセットするためのカギは、脳の血流を増加させること。ガムをかむことで咀嚼筋がポンプの役割を果たし、脳に血液が流れ込む。一定のリズムでかめば、さらに表情筋がほぐれ、副交感神経の働きもよくなる。唾液の分泌量も増えて免疫力がアップする効果も!

 

【6】あらゆる動きをゆっくりにする

 

イライラすると人の動きは速く、雑になる。これが自律神経のバランスを崩し、体調の悪化を招く。ゆっくりとした動作を心がけるだけで副交感神経の働きはアップし、フィジカルもメンタルもリセットできる。歩くときも食べるときも「ゆっくりと丁寧に」を意識しよう。

 

【7】「ま、いいか」と30秒間、空を見上げる

 

日常生活を送るうえでストレスは避けられないが、たとえ理不尽なことでも、イライラするだけで心身に悪影響が出る。あごを上げて上を向くことで気道がまっすぐになり、深い呼吸に。副交感神経の働きに効く合い言葉=「ま、いいか」を口にすることで、気持ちも切り替わる

 

【8】ストレスを紙に書き出し、4段階にランク付けする

 

ストレスが増大し、くよくよ考え続けるのを防ぐことは重要。ストレスを4段階《ランク4=とても大きくつねに心の負担になっている》《ランク3=まあまあ大きく、気にしないではいられない》《ランク2=気になっているけれど、負担とまではいえない》《ランク1=それほどダメージのない軽いモヤモヤ》にランク付けし、紙に書き出すことで思考が整理され、気持ちも落ち着いてくる。

 

書き出したストレスについて、解決方法を思いつくまま3つ考えて実行し、解消しなければ、また3つ……と9つまで考えてみると、さらに効果的。これで解決しなくても、気持ちの変化が出てくれば、ストレスに惑わされない強い心に一歩近づく。

【関連画像】

関連カテゴリー: