■長ねぎと鮭の中華スープ
1. 200mlの水に、鶏ガラスープの素大さじ1杯を入れる
2. 塩鮭1切れを一口大に切ったものを1の中に水の状態から入れて煮る
3. 2が煮立ったら長ねぎ10g(半分くらい)を斜め薄切りにして入れて一煮立ちさせる
「長ねぎに含まれている“硫化プロピル”という辛味成分には、コレステロールの代謝を促す作用が。また、傷ついた血管の内側を修復してくれるので、血栓の予防効果も期待できます」
玉ねぎにも同様の成分が入っているので、好みに応じて長ねぎを玉ねぎに替えてもいい。
さらに、合わせて入れる鮭にも、“アスタキサンチン”という強い抗酸化作用のある物質が含まれる。
「アスタキサンチンは、血管の酸化を防いで若返らせる効果があります。また、鮭の脂分に含まれているDHAやEPAなどの脂肪酸には、血中の中性脂肪やコレステロールを減少させる働きがあるので、鮭はヒートショックを防ぐ優等生の食材です」
食材選びに迷ったときは、緑黄色野菜を多く取るとよいという。色の濃い野菜には、抗酸化成分が多く入っているからだ。
こうした食材を摂取することで、体の内側からヒートショックを防ぐ効果が期待できる。しかし「必ず、ご飯も一緒に食べてほしい」と、小原さん。
「ご飯を一緒に食べることで、摂取した食材の栄養素が生かされ、実際に血液をサラサラにしたり、血管の内側を修復したりする効果を発揮できるからです」
いわば、ご飯は食材の栄養素を働かせる“電力”のような存在なのだ。
このような食材を取り入れて、体の内側からヒートショックを防ごう!