「朝、ゴミ出しで数分間外出するだけで、すぐに目がかゆくなります。家に戻ると目は充血していることもしばしば」(東京都・50代・主婦)
今年は暖冬の影響などで、花粉の飛散開始が例年より早くなった。すでに1カ月以上、目のかゆみ、目の充血、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった花粉症の症状に苦しんでいる人も多いはずだ。
日本気象協会の飛散予測によると、“スギ花粉のピークは3月上旬から中旬。そしてヒノキ花粉は広い範囲で3月下旬からピーク”を迎えるという。
外出する際のマスク着用。帰宅時は、玄関前で衣類や靴についた花粉を落とし、室内に持ち込まないなどの対策が必要不可欠だ。
だが、花粉症の症状のなかで、マスクをしても防げないのが“目のかゆみ”である。一般的な症状緩和策は目薬の使用だが、じつは自分の指を使って目のかゆみの改善効果が期待できる方法がある。それが“ツボ”押しだ!
「花粉などによって引き起こされる目のかゆみや充血は、アレルギー性結膜炎と呼ばれるもので、結膜が荒れた状態になっています。その場合、目の周辺の血流をよくするツボを刺激することで、症状が改善する可能性があります」
こう語るのは、東洋医学をはじめとする統合医療を中心にした診療を行っている、「青山・まだらめクリニック」の班目健夫院長。
そこで、目のかゆみ解消に効果が期待できる、6つのツボを班目院長に教えてもらった(イラスト参照)。