“肩こりを揉まずに治す方法”…名医に聞いた「最新の解消術」3選
画像を見る 【イラスト解説】肩こり解消法:うつむき首タイプ&首ゆがみタイプ

 

■うつむき首タイプ~スマホ操作を長時間していると予備群になる

 

石井先生が臨床の現場で近年増えていると感じているのが、この「うつむき首タイプ」。

 

「首が極端に下向きに曲がって正面が見えにくくなる状態です。主婦は台所仕事をすることで首下がりになりやすいのですが、若い人たちもスマホ操作を長時間していると、首下がり症候群の予備群になるので注意が必要です」

 

頭だけでも体重の約1割の重さがあるという。体重50キロの人だと約5キロの頭を首が支えていることになる。頭が下向きになる姿勢が長時間続くほど首に負担がかかる。

 

「うつむき首になるとものが飲み込みにくくなって誤嚥が増えたり、逆流性食道炎を招いたり、歩行困難になるなど、さまざまな健康リスクにつながります」

 

そこでおすすめしたいのが「あご引き体操」。

 

平らな床などにあおむけに寝て、あごを突き上げたり下げたりする。この動作を繰り返すことで、首を支える僧帽筋や、頸椎の前面についている頸長筋が鍛えられて首が起きるようになる。

 

■首ゆがみタイプ~ストレートネックによる肩こりも現代人の悩み

 

両肩が前に出た「巻き肩」タイプ。デスクワークや長時間のスマホ操作をする人に多く、首の部分が曲がったストレートネックにもなりがち。ストレートネックによる首・肩こりも現代人に多い悩みの一つだ。首の曲がった背骨を正すには、胸椎の動きを滑らかにすることが大切だ。

 

「胸郭は胸椎、肋骨、胸骨などで構成されています。もともと胸椎は背骨の中でも可動域が狭い部位です。その胸椎も、加齢とともに動きが硬くなってくるため、この部分のストレッチをすることで、丸まった肩を開いて、姿勢を正すことで首の位置も正しくなります」

 

そこで「首ゆがみタイプ」の人にすすめたいのが、「水平ひじ引き」体操。

 

腕を前方に伸ばすことで、肩甲骨や胸椎を伸ばし、両ひじを水平に引きながら胸を開くことで、胸筋や肩甲骨の内側の深いところにある筋肉が収縮し、硬くなった胸椎が動くようになり、肩甲骨が正しい位置に戻されて、背中がスッキリと伸び、美しい姿勢が戻る。

 

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