「富士山の山開きは7月1日で全国から人が押し寄せる。夏の観光シーズン到来でサービスエリア(以下、SA)も活況に、また酷暑を避け、涼しい地下街に人が流れる。宝くじの神様はこうした人の動きに敏感です。今年のサマーもこれらの売り場が狙い目でしょう」(宝くじ研究家・山口旦訓さん)

 

7月8日に発売が開始される「サマージャンボ宝くじ」。過去3年のサマージャンボ1等当せん売り場を分析すると、3つの大当たり法則が浮かび上がってきた。その3つの法則とは、『富士山周辺(山梨県・静岡県)で3年連続1等』『地下街の売り場から3年間で1等7本』『’12年に高速道路SAから1等2本』だ。そこで、そんなサマーに強い3つの法則の売り場を直撃した。

 

【富士山】

山梨県「議事堂前チャンスセンター」’14年1等6億円

「サマーの少し前に売り場の裏の空き地で野良猫が赤ちゃん3匹を産んだんです。売り場の陰で人目に触れずに育児ができたのか、すくすくと3匹とも育って(笑)。子猫は3匹とも白黒のぶちで、中の1匹の模様は富士山の雪冠に似ていました。なにか大当たりが出そうな気がしました」(大林正人店長)

 

静岡県「市河たばこ店」’13年1等5億円

「ちょうど富士山が世界遺産に登録された直後でしたので富士山パワーにあやかりたいと買いにくる人が多く、中には『今日はお店から富士山が見えますか?』と電話で確認してから来る人もいたほどです」(店主・市河俊策さん)

 

【地下街】

神奈川県「横浜ダイアモンドツインズチャンスセンター」’14年1等6億円

「地下街の改装で『ツインズ』は’14年5月にリニューアルオープンしたばかり。宝くじの世界では『リニューアルは吉兆』といわれるんですが、本当でした」(沢田光弘店長)

 

大阪府「ファミリーマート近鉄阿部野橋駅地下改札外」’14年1等6億円

「’14年4月にゲン担ぎの招き猫の手が動かなくなってしまって。このまま捨ててしまうのは罰当たりかと、葬儀社に頼んで人形供養をしてもらったんです。『サマーの大当たりは人形の恩返しや』と、常連さんからよく言われます」(販売担当・池脇太郎さん)

 

【SA】

山梨県「談合坂レストラン」’12年1等4億円

「やはり夏は富士山観光帰りのお客さんが多いですね。富士山に登って運気が上がったから宝くじを買う人もよく見ます」(販売員・長田未来さん)

 

さて今回の史上初サマー1等7億円購入先は富士山、地下街、SA、いったいどれに絞るべきか?前出の山口さんは次のようにアドバイスする。

 

「観光シーズンだけに富士山周辺、地下街、SA、あちこちに行くチャンスがあるはず。枚数は5枚でもいいので、とにかく行った先々の売り場で買ってほしい。買わないであとでその売り場から1等が出たという後悔をすることだけは避けるべきです」

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