「取り扱いを始めてわずか8カ月、まだロト全体でネットが占める販売比率も数パーセントというなかで、この当たり方は驚異としかいいようがありません。とくに楽天銀行からはサッカーくじBIGでも1等10億円(’15年6月第755回)が出ており、ロト7の1等8億円(’16年7月22日第170回)で、双方の史上最高額当せん2冠達成。これは販売店、ネットサイトを通じて史上初の快挙です」
こう語るのは、ロトにくわしい『ロトナンバーズ「超」的中法』(主婦の友インフォス情報社)の石川修編集長。今年1月から始まったロトのインターネット購入が、大当たり続出で注目されている。なぜネットだとこれほどまでに当たるのか?石川さんはネット銀行のメリットをつぎのように分析する。
■ひらめいたらすぐ買える!
「宝くじ高額当せん者に話を聞くと、多くの人が『なにか当たる気がする』というひらめきのもとに宝くじを購入しています。従来の販売店やATMは営業時間が決まっていて、深夜にひらめいても購入できなかった。それがネット銀行なら24時間購入可能。ひらめきを大切にする人にとってはありがたい機能です」
■購入前に最新のデータがチェックできる!
「たとえばロト7の場合、出目にはつぎの特徴があります。(1)12、13のように連続した数字が出る確率が73%。約4回中3回はこのパターンが出現。(2)11、21のように下1桁が同じ数字が出る確率は9割を超えていてほぼ毎回出現。(3)7つの数字は奇数、偶数の比率が4対3、もしくは3対4がもっとも多い。この3つを踏まえて購入するだけで、ぐんと当たる確率が上がるんです」
そこで重要になるのが、これまでどんな数字が連続して出ているかなどのデータ。
「各銀行によって購入ページの体裁はまったく異なります。みずほ、三菱東京UFJはデータ提供はなし。ジャパンネットは直近3カ月と1年の2つの出目傾向を提示。もっともデータが豊富なのが楽天で、直近と全回数分の両方のよく出ている数字ランキングと出ていない数字ランキングまで表示。楽天が大当たりを多く出している秘訣はここにあるのではないかとにらんでいます」
じつは楽天にはほかにも他行サイトでは実施していないサービスがある。それが部分クイックピック(QP)購入だ。
「基本、ロトは自分ですべての数字を選ぶか、コンピュータにすべてを任せるQPかのいずれかでした。ところが楽天では、自分がこれだけは入れたい数字をマイナンバーとして登録しておけば、あとの数字はコンピュータが選んでくれる部分QPが可能。これを望んでいたロトファンは多いのではないでしょうか」