岡山県倉敷市にあるクリーニング店「白星舎」。店主の野﨑浩右さんの占いを求めて、店には日本全国から多くの相談者が訪れるという。
「50年ほど前から店で占うようになったんですが、それが人づてに広まっていつの間にか大勢の人が来るようになりました。でもクリーニング店は親父の代からやっているので、私がつぶすわけにはいかない。それで1日3人を目安に時間を決めて鑑定するようになったんです」(野﨑さん・以下同)
料金は1,500円(鑑定時間1時間~)。看板や広告は一切出していない。しかし、有名オリンピック選手や地元の有力者たちが話を聞きつけ、野崎さんのところにやってくるというのだ。
「私の占いは、易学をベースに名前、生年月日、手相、そして顔を見ます。必要があれば、そろばんをはじいて生年月日から数字を導き出します。目の前に座って10分でその人の職業はほぼわかります」
これまで数万人もの鑑定をしてきた野﨑さんは言う。
「お金、健康、家族関係などそれぞれが抱える悩みを解決してきました。それでも私が見たあとに自殺してしまった人が8人います。それを悔やんで、今は自殺の相が出ている人が来たら必ず連絡先を聞いて、『絶対に死ぬな』と帰ったあとも電話をかけるんです。ここ10年は自殺者が出ていません」
そんな野﨑さんが日本の未来予想と提言をしてくれた。
「金持ちと貧乏人の、格差はどんどん激しくなる。異常気象もさらに深刻になり、3~6年後には食べ物に困るときが来ます。だから今、食べ物を外国に頼るのではなく、国内の生産者をもっと大事にする必要があります」