■合わせ技で宿泊費が“実質ゼロ円”にも
この県民割を、市町村などの自治体が独自に展開している「観光キャンペーン」と組み合わせると、驚くほどの格安旅が可能になると宮内さんは話す。実際に宮内さんがお得に旅をした例を見てみよう。
「私は大分県に住んでいますが、先日、県内の日田市に旅行した際、1泊1人2万円の宿に泊まりました。大分県の県民割『新しいおおいた旅割』を使ったので、まず実質7,000円引きに。これに加え、日田市が行っている、スマホアプリに3,000円チャージすると宿泊費5,000円と3,900円分の商品券がもらえる『日田の恩返しキャンペーン』を併用しました。合計すると、1人当たり実質1万2,900円が補助された形です。全国の自治体は、経済的メリットが大きい観光に力を入れて、さまざまなキャンペーンを展開しています。なかには宿泊費を“実質ゼロ円”にできるものもあります」