■4つの選択肢を用意して不要品を処分する
それでは次に、家の中にあふれているモノをどのようにして処分すればいいのか、その具体的な方法を見ていこう。
片付けの際に、「いる」「いらない」の選択肢しかないと、なかなか判断がつかず迷ってしまい、片付けの手が止まってしまいがち。
そこで大津さんは、「現在使っている=いる」「使っていない=いらない」「判断に迷っている」「別の部屋に移動させて使う」と、4つの選択肢に分類する考え方を提案している。
「ビニールシートをテープで4つのエリアに区切り、その上に次々とモノを置いてみましょう。いらないモノは捨てたり、不要品を買い取る業者に売るなどして手放していきます。問題となるのは、『判断に迷っている』モノ。そんなときは、手に取ってみて『どうしようかな』と8秒程度考えても結論が出なければ、ひとまず『迷い』のスペースへ。迷いすぎて結局、山のようにモノが積み上がってしまった、となってもいいんです。ひとまず、透明な衣装ケースなどに収納して時間を置きましょう。半年後に取り出し、もう一度捨てるかどうかを考えてみると、ほんとうに自分にとって必要かどうかが見えてくるものです」
「移動」のエリアには、たとえば「リビングに置きっぱなしのランプを寝室に移動して使う」というように、現在とは別の部屋で継続して使用するモノを置いていく。