■捨てるモノ
【家具などの不要品】
体力のあるうちに家具類を捨てておくと、将来、介護施設に入るときなど、楽になる。思い出の写真はアルバム1冊ぐらいにまとめておこう。
【形だけのお付き合い】
大切な人をリストアップして人間関係を見つめ直そう。年賀状も関係の薄い人には出すのをやめて、少しずつ整理していこう。
【やりたいことの「心残り」】
やり残したことをそのままにしておくと「後悔」に変わるという。行きたい場所に優先順位をつけて、元気なうちに行動に移そう。
【高額な死亡保険】
子どもがすでに独立しているのであれば、死亡保険も必要ない。毎月支払う保険料はもったいないので、その分貯蓄にまわしておこう。
「時間をかけて整理したいのは、プリント写真。家族旅行の思い出が詰まっているので捨てられず、段ボール箱にしまったままではありませんか? 放置しておくと、子どもたちが処分することになるので、引き継いでもらうアルバムは1冊程度にまとめておき、自分の写真は元気なうちに自分で処分しておきましょう」
気持ちの整理も先延ばしにしない。疎遠な友人に年賀状を送るのをやめるなど、「仲のいい友達」をリストアップしておくと、「葬儀のときに来てもらいたい人」として、そのままエンディングノートにも書き残せる。
そして、「やっておけばよかった」という心残りも“処分”しておきたいもののひとつ。後悔を残さないためにも、行っておきたい場所や会っておきたい人などをリストアップし、ひとつひとつつぶしていこう。
また、子どもが巣立った後では不要になる生命保険もあるので、忘れずに見直しを。