「税込み110円で買えるから、日用品を買うときは、つい100均ショップに行っちゃうよね〜」というアナタ、年間数千円の“損”をしちゃっているかも。ホームセンター、ドラッグストアなど、よりお得な日用品を扱うお店を紹介しますーー!
「この春は光熱費や食料品が値上がりして、家計は火の車という家庭が急増しているはず。そんな家計のやさしい味方として100円均一ショップを愛用している方も多いのでは? 実はずっと損をしてきたかもしれません」
こう話すのは、節約ミニマリストとして多数の著書があるMikyan(みきゃん)さん。30代で1児の母でもある彼女もずっと100均を愛用していた一人だった。
「私が最初にあれっと思ったのは、チェーンストアの『業務スーパー』で割りばしの価格を見たときでした。200膳入りと本数は多いけれど、全然お得。100均がいちばん安いというそれまでの固定観念が崩れた瞬間でした」(みきゃんさん・以下同)
100均が便利なところは、いろいろな日用品がそこで1品110円という低額でまとめて購入できるところ。その便利さを我慢して、一品一品の価格を生活圏内のドラッグストアやスーパー、ホームセンターなどで比較していったところ、それぞれの店に得意不得意があることがわかった。
最安値の店を選べば、100均でまとめ買いするよりも、格段と安く購入できることを発見したのだという。
■カトラリーセット(フォーク大小、スプーン大小各2本ずつ)→「ニトリ」599円
100均ではフォークやスプーンは1本単位で110円。家族で同じフォークやスプーンをそろえたいときにおすすめなのが、家具やインテリア用品の「ニトリ」。ここにはフォーク大小、スプーン大小各2本ずつの8本セットが599円で販売されている。
「日用使いならこれで十分。100均でそろえるより281円も安く買えます」
■ハンドソープ→「サンドラッグ」93円
新型コロナの流行とともに、家庭での消費量が格段に増えた液体ハンドソープ。100均で販売されているものとほぼ同じ殺菌力で香りが違うものが、100円以下で販売されているのがドラッグストア。今回は「サンドラッグ」で93円で購入。
「近くのドラッグストアに行った際、110円より安いものはないか必ず探すようにしてみて」
■お弁当用揚げ物カップ、バラン、しょうゆ入れ→「コーナン」それぞれ107円、96円、85円
夫や子どものお弁当作りに便利なお弁当グッズ。これもドラッグストアやホームセンター「コーナン」などで100均より安いものを見つけることができる。お弁当をよく作る家庭におすすめだ。
「総菜を区切る揚げ物カップやバラン、しょうゆ入れなどを使うと、見栄えが格段に違うので愛用しています」
■お弁当用のデザートスプーン→「コーナン」85円
プリンやゼリーなどを食べるのに必要な携行用のデザートスプーンも、お弁当グッズと並んで、使用頻度が高い。これもホームセンター「コーナン」で10センチサイズのものが個別包装されていて袋入り10本セット85円と格安。ホームセンターに行く機会があれば、お弁当グッズコーナーをチェックしていっしょにまとめ買いしてくるのがおすすめ。
一品につき20〜30円のお得だとしても、日用品は使用頻度が高いため、“ちりつも”で、100均で年間1万円購入するより、2,000〜3,000円もお得になる計算だ。
「日頃からドラッグストアやホームセンターに行く機会に価格ウオッチをして、身近なところで最安値のショップを見つけておくことが大事。一品一品は低価格なので、わざわざそれを買うためだけに出かけては交通費で相殺されてしまいます。お店へ行く機会にまとめて買うことも大切ですね」
※価格は4月1日時点でのもの。
【PROFILE】
みきゃん
節約ミニマリスト。著書に『100均で買い物は実は損!?100円ショップで買ってはいけない日用品8選」(Kindle版電子書籍)などがある