■「寝るだけタオル枕」の作り方
120×60センチ程度で、少し厚みのあるバスタオルを用意。
〈1〉半分の長さに折りたたむ。薄い場合は2枚重ねて折りたたむ。
〈2〉折り目の側からクルクルと丸め、太めの棒状にする。
〈3〉これでできあがり。タオルの端が下になるように置くこと。ほどけそうならヘアゴムなどで留める。
■「タオル枕で寝るだけ整体」のやり方と寝方チェックポイント
【「寝るだけタオル枕」を使う】
寝るだけタオル枕を使うと、首のゆがみが改善し、それが背中、腰と全身の骨格にも影響し、全身が整う。これにより、寝るだけで整体の効果が加速する!
【姿勢はあおむけで寝る!】
途中で寝返りを打ってもOK。むしろ適度に寝返りを打つことで血流を促進する。その場合、左右バランスよく寝返りを打てればベスト。あお向け寝をすることによって体は自分で整体を行うので、あお向け寝に慣れていない人も、眠りに落ちる前の5~10分はこの姿勢をキープして。
【部屋の照明は暗くする】
より深い睡眠で脳や体全体を癒すため、照明は暗くするのがベター。真っ暗が苦手な人は弱い光をつけておいてもよい。
【布団はできれば硬いものを】
硬め&薄めの布団がおすすめ。寝返りが打ちやすくなり、背骨に本来の正しい姿勢を覚えさせることができる。ただし、痛くて眠れないようなら、自分に合う硬さのものを選んで。
【チェックポイント】
〈1〉天井がまっすぐに見られているか?
〈2〉のどに圧迫感がなく、呼吸しやすいか?
〈3〉首が浮いていないか?
〈4〉肩、肩甲骨が床に(寝具)についているか?
ツラい腰痛やひざ痛も改善するというこの健康法、ラク~にできるのも魅力。さあ今日からさっそく始めてみよう!
※睡眠時無呼吸症候群の人は医師に相談を。
【PROFILE】
田中宏
柔道整復師。病院、整骨院、整体院を経て2009年、天竺整骨院を開院。「寝るだけ整体(寝るだけタオル枕)」を考案。著書に「腰痛・肩こり・頭痛を解消 寝るだけ整体」(アスコム刊)ほか